話し方の教科書

お借りした本です。先日出張した際の新幹線の中で一気に読みました。この本によると声は洋服と同じでTPOに応じて変えていくべきでそれは練習によって習得できるそうです。大勢の前で話す時は高い声、電話で話す時は低い声など。具体的には、腹式呼吸をする。共鳴させる。活舌よくする。だそうです。腹式呼吸と活舌は何となく分かりますが、共鳴させるってちょっと分かりづらいですよね。

共鳴とは、肺に送り込んだ空気を吐くとき声帯を通過させ、その時声帯が震えて空気を振動させると原音(声の源)が生まれます。この原音を口腔や鼻腔、頭蓋骨内の腔で増幅させることが共鳴だそうです。共鳴トレーニングのやり方も載っていて、人差し指と中指を鼻先に触れて口を閉じて「ムー」と言って指先が振動するのが共鳴です。その高さの音が一番聞き取りやすい声らしいです。低音の聞きやすい音の見つけ方は同じく指を喉において震える音域で、高音の聞きやすい音の見つけ方は同じく指をおでこに添えて見つけるようです。

その他にも間の取り方や抑揚の付け方なども書いてあります。一番良い練習方法は朗読だそうです。話すのに自信のない方はこの本を読んでみると、とても具体的なので分かりやすいと思います。