祈りの幕が下りる時

ご存知、東野圭吾氏の新参者シリーズの最終章を映画化したものです。公開されたばかりですが、早速観に行きました。東野圭吾氏の小説はいくつもの事件が複雑に絡み合い1つの接点に結びつけているというのが特徴ですが、今回の「祈りの幕が下りる時」は、これでもか。これでもか。というくらい多くの人が複雑に絡み合ってきます。しかも現在と過去も複雑に絡み合い非常にスケールの大きな話になっています。とても長い歳月も絡んでくるので平気で26年前とか18年前とかいう話が出てきます。どれだけ遡るんだよ!と観ている方も気が遠くなります。

複雑すぎて内容整理しながら観ていないと、途中で誰が誰だか分からなくなります。それも考慮してか、警察庁での関係図などの構図は頭を整理する上でも役立ちます。ただ、その関係性を理解するのが精いっぱいで犯人とかは、真相が近づくギリギリまで分かりません。まぁ、下手に真相は何か?と注視して観るより、真相は明かされるまでほぼ分からないと考えて観た方が気が楽ですね。親子の愛というのも深く感じられた映画でした。

また、日本橋や人形町界隈がロケ地になっているので、その辺が詳しい人は様々なシーンに実際のお店などが出てきて楽しいです。私も日本橋界隈で働いていたことがあるので行ったことある所ばかりで楽しめました。