工数管理3

今年から私の事業において工数管理をやっています。2ヶ月近くやって、少しずつ各々の顧問先の状況も分かってきました。1月は償却資産税や法定調書の仕事があり、少し通常月とは異質です。また、2月も確定申告が始まるので、コンサル会社の仕事より税理士事務所の仕事の負担が多くなるので通常月とは違いますが、少しずつ課題も見つかってきています。まず、採算が悪い顧問先についてのパターンとしては、①顧問先になったばかりで顧問先の収益も良くない為、手がかかる割に収入が少ないパターン ②年末調整や法定調書や償却資産や決算など全て月額報酬込み(前税理士との関係で)で契約をしているにも関わらず毎月訪問しているケース

この2つのパターンになりました。①は早く手がかからないように当方が指導してお互いに楽になるように地道に教育していくしかありません。おそらく、経営の基本である経理をちゃんとやることによって、経営の内容が見えてきて課題も分かるので改善により経営状態も良くなっていきます。しばらく我慢です。問題なのは②のパターンで年末調整や決算業務など意外に時間を要するという点です。そして、毎月訪問しています。毎月は手がそれほどかからないものの特殊業務に時間がかかるため、それに臨時報酬が入らないと、全てそこで食われてしまうのです。これは改善しないといけません。事情を話して報酬を上げてもらうという手もありますが、相手の利益が上がっていないのにそれは難しいと思います。毎月訪問を2ヶ月に1度にしてもらうかといったところ・・・

そして、いわゆる割がいいところ。高報酬なところもそれはそれで問題です。確かに時間はかからないかもしれませんが、それなりに組織が大きかったり、取引数が多かったりするとそれに対するリスクというのもあるので一概に時間だけでは測れないのですが、より一層、顧問先が要求している以上の事をしないといけないと改めて思いました。高報酬なところは、それに甘んじることなく、常に顧問先のあらゆる状況を予測してそれに対してアドバイスをしていくということを一層強化しなくてはなりません。

不採算なところも高収益のところも課題があることが分かりました。工数管理をやらなかったら、そこまで気が付かなかったのでこれからも続けていきたいと思います。