京都 大報恩寺快慶・定慶のみほとけ

東京国立博物館で行われている特別展「京都 大報恩寺快慶・定慶のみほとけ」を見学してきました。基本的に写真撮影不可ですが、こちらの観音菩薩立像だけ写真撮影OKだったので1枚写真撮ってきました。観音像は銅製鍍金でできているものもありますが、ここに展示されているのは、ほとんどが鎌倉彫刻つまり木製でした。

特に凄かったのが鎌倉時代を代表する仏師快慶の高弟、行快の作品の釈迦如来坐像があった部屋で、中心にお釈迦様の像がどんと構えており、その周りにお釈迦様の弟子である十大弟子立像が展示してあります。十体とも快慶の工房で制作されたものです。釈迦像・重大弟子像ともに重要文化財に指定されています。

その他にも六観音菩薩が展示されている部屋があり、写真にアップした聖観音菩薩立像はじめ、千手観音菩薩立像、馬頭観音菩薩立像、十一面観音菩薩立像、准胝観音菩薩立像、如意輪観音菩薩坐像が展示されていました。これらも重要文化財です。こちらの展示物は正面からだけではなく背面もつまり360度見渡せるというメリットがあります。仏像など詳しくはないのですが、なんだか身も心も洗われた気分でした。