シンクロニシティー

本の表紙を見た途端、何故かシンパシーを感じて買ってしまいました。主人公は冬原嶺志、アラフォーの既婚男性です。子供はまだ居ません。何度も繰り返す悪夢(やつれた男性が古びた着物と草履をはいて森の中を歩いている。白い鳩が男をじっと見つめている)を見ています。甥の不思議な現象を聞いて自分も心配になりセラピストの催眠療法を受けてその真相を突き止めるというお話。

その夢に出てくる男性は前世の自分でした。人は何かしらの使命をもってこの世に生を受けるというもの。それが分かってから仕事に対しても家族に対しても疎遠気味だった親に対しても、素直に接し後悔が残らないように過ごします。偶然は単なる偶然ではなく、必然的な要素もあるということです。

私もよくシンクロニシティを感じますが、その事が頭にあるからアンテナとして感じやすくなっているものと思っていましたが、偶然ではなく必然だと考えると何故か使命というものも感じますね。この本を手にして買ったのも偶然ではなく必然だったのかもしれません。