
かつて華やかで高級リゾートとして栄えたホテル・モーリス・・・支配人の自殺という事件が起こってからそのホテルは以前の華やかさとは裏腹に上得意様はギャングであとはわずかな観光客だけ・・・それでもホテルを復興させようと赴任された新支配人とその仲間たちによって奮闘されるホテル内のトラブルなどを解決していくお話です。
本を読んで思ったのは、木曜日夜9時位のドラマのような物語でした。特に強く引かれるものでもないけれど、回を進めるうちについ気になって見てしまうドラマのよう。1回1回起こるホテル内の事件は、60分ドラマにありがちだし、短編小説の積み重ねのような事件も広い概念でみると長い歴史も見え隠れして家族の在り方や人々の関係性も描かれています。派手で華やかな演出は想像しやすく頭の中がおもちゃ箱のようになりました。読み進めるうちにどんどん気になって読んでしまう不思議な本でした。