Fukushima50

この映画は2011年3月11日午後2時46分に起こった東日本大震災を題材にした映画です。災害にあった地域はもっと広域ですが、この映画は福島第一原発に残って作業を続けた約50人の人達を中心に描かれています。あの時何が起きたのか?その時爆発したのは何故なのか?そして残った50人は何をしたのか?

この映画は日本人として見なければならない映画なのではないでしょうか?そして命がけで50人が作業し続けたからこそ、今の東京は無事なのです。あの時作業員が作業を放棄して逃げていたらもう1基爆発していました。そうしたらチェルノブイリ原子力発電所を超える事故になっていて、もう福島は当然の事ながら東京も住めない地域になっていました。あの時、国民は何故なかなか終息しないんだ!何をやっているのかとある種苛立ちを覚えながら見守っていたことと思います。そのモヤモヤがはっきりするし、現場は現場で大変だったのだという事が分かります。

最後のシーンの桜並木に青い空が何とも綺麗です。最近観たAI崩壊も最後のシーンは桜並木でした。以前観た四月は君の嘘も最後のシーンは桜並木です。何か嫌なことがあった後、桜並木を歩くと救われたような気持ちになりますね。それだけ桜は日本人にとって特別な花です。今年は朝早く一人で近所の桜並木を歩きたいと思います。