20年後の税理士業務

産業って10~20年単位で大きく変わっていますよね。日本は1950年頃は石炭産業が主要産業でしたが、その後鉄鋼業が主要産業になり、製造業、IT業、サービス産業まで現在では多種多様化してきました。日本のほとんどの産業は成熟期に入り、今後伸びる産業は唯一医療業や介護業とも言われています。

税理士業はどうでしょうか?20年後になくなる職業として税務申告作成者は上位にあります。これは、人工知能が発達し、コンピュータが代りにやることができる事業であると言われています。逆に財務や経営そのものは判断が伴うため、残る職業と言われています。

さて、どうしますか?つまり、税務申告書だけを作成しているだけでは、税理士業は廃れていきます。代行業ではやっていけないという事です。私は、税理士事務所とコンサルタント法人を経営していますが、開業当初は1対0.7位の売上規模でした。ところが今は1対1位です。ただ、税理士事務所は解約がほとんどないので、安定しています。コンサルタント法人業務は1つのミッションが終わると契約が終わるものもあるので安定しませんが、税理士業務より高利益な気がします。

つまり、人工知能が発達すれば、今の難しい税務もコンピュータに取って変わる可能性があるのです。50年後ならまだしも、20年後だと一生現役宣言している私は働いている可能性があります。コンピュータにはできない仕事を強化する必要があります。そんなことをボーっと考えた週末でした。