ジュラシック・ワールド

ある島を丸々恐竜ワールドのテーマパークとして、開園させています。人々の要求は毎年高くなり、より大きくより凶暴な恐竜に注目が集まっています。遺伝子組み換えにより過去にも存在しなかった凶暴で大きく知能も高いインドミナス・レックスが誕生しました。一般公開に向け、安全性の確保など設備強化が図られる中で事件は起こります。知能が高く凶暴なレックスが逃げ出すのです。

様々な遺伝子を組み合わせた恐竜レックスはまだ誰も見たことない恐竜なので対策が難しく、人間は逃げまどい上手く対処できず、死者も多くでます。他の恐竜も逃げ出したり、レックスに殺されたりもう大変。これより先はネタバレになるのでいいませんが・・・

遺伝子組み換えは現在でも野菜などを中心に国内でも盛んにおこなわれている技術です。遺伝子組み換えにより誕生した恐竜は明らかに有害です。なんでこんなの作ったの?誰もがそう思います。人々の好奇心・商売重視だけの為にこの恐竜を作った人間はなんて愚かなんでしょうと思う人は多いと思います。でも、それは直接人間の害になる恐竜を作ったから・・・

野菜はどうでしょう?恐竜まではいかなくても本当に無害なのでしょうか?早く育つとか虫に強いとか良い面もあるかもしれませんが、果たしてそれだけで遺伝子組み換え野菜を作り続けて良いのでしょうか?急に大きな変化はないかもしれませんが、徐々に人間の体に悪い影響があるとしたらどうでしょう?自然界の法則に逆らった人間に徐々に天罰が下されるとしたら・・・そんなことを考えてしまった映画でした。