雇用調整助成金ー実務編①

雇用調整助成金も何回か改正がありました。改正されるごとに雇用される側が有利になっています。大きくは3回改正しましたが、2回目の改正の時に雇用調整助成金の実務を少しやりました。第2回目はちょうど5月中旬からWEB申請できるということでオンライン申請待ちでしたが、なんとオンライン申請後すぐにオンライン申請は使えなくなり、再開するも個人情報流出騒ぎでまた閉鎖され、結局書類申請しました。

雇用調整助成金のポイントは賃金台帳ではないでしょうか?パートタイマーなどは通常の業務は時給で計算しますが、それとは別に休業手当は別に計上します。正社員の場合は注意が必要です。固定給が分かるようにしないといけないので固定給は減額できません。でもそれに休業手当をつけると金額が多くなります。控除の方で同額を欠勤手当にしたいところですが、それはダメです。そうすると給与ソフトの自動計算が使えなくなるので、支給の方で欠勤控除を作り、休業手当と同額をマイナス表示します。そうすれば給与の自動計算もつかえますし、支払額総額も正しいものになります。

持続化給付金は手続き的に簡単なのですが、Q&Aが出ず、イライラすることもありましたが、雇用調整助成金は毎日のようにFAQが更新されていて、これを読めば大抵のことは分かります。こうすることによって自社努力ができるし、審査側も問合せに振り回されなくなると思います。初めFAQを見たときはあまりの多さや分量に圧倒されましたが、ポイントを絞って読めばとても便利です。是非ご活用下さい。