公正世界仮説

公正世界仮説という言葉聞いたことありますか?これは良い事をしたら幸せになり、悪い事をしたら罰が当たるという考え方です。この考えは多かれ少なかれ人々の心の中にあるのではないでしょうか?公正世界仮説がプラスに働くこととしては、努力すれば報われると信じることなどです。それを信じ辛い事でも実行することにより物事を達成することがあります。

でも公正世界仮説はマイナスに働くことがあります。例えば性被害に遭った人が性被害をした人を訴えたとします。その場合、性被害に遭った人は何も悪い事をしていないのにそんな目に遭ったというのは公正世界仮説の考え方に合わなくなります。従って、例えばそんな人を信じて一人で付いて行った被害者が悪いとか、誘惑するような服装をしていたのではないかとか、そんな風に考えてしまうことです。

被害者には何の落ち度もありません。でも他者が公正世界仮説を前提に考えると被害者なのに批判されることがあるのです。これは注意しなければいけません。公正世界仮説は良く働くこともあれば、悪く働くこともあるという前提で私たち一人ひとり行動し、考える事が大事です。