本日は、お日柄もよく

以前同業者の女性が原田マハさんのファンだというお話を聞いていまして、たまたま書店でこの本を見つけ、お正月っぽいな。めでたそうと思い購入しました。普通のOLが披露宴で聞いたプロのスピーチライターのスピーチに魅了して弟子入りして、自らもスピーチライターになる話です。何故か読んでいる最中何度も目頭が熱くなりました。号泣ではなく、目頭が熱くなる。そんな本です。

自分が持っている熱い想いを人に伝えるにはテクニックが必要だということがよく分かりました。言葉というのは見えないけれど、直接感性に届きます。言葉が持っている魅力や重みが分かる本でした。スピーチライターというのは日本ではあまり知られていない職業ですが、アメリカでは認知されている職業で、政治家などはほとんどスピーチライターが付いているという事です。限られた時間の中(5分程度)で相手にどう伝えるか。相手の心を動かせるか。揺さぶれるか。かなりのテクニックが必要です。

私も講師業をたまにやるのでとても参考になりました。少しだけテクニックを披露します。1.静かになってから話す(ガヤガヤしていてもスポットライトが当たって話始めないと、大抵周りは、え?となって静かになります)2.衝撃的な一言から始める(平凡でない出だしで注目を集める)その他にもたくさんの極意が詰まっています。興味のある人は是非一度読んでみることをお勧めします。