遺伝子レベルの寿命

生物の寿命はDNAに刻まれていて、その種類によって大きく異なります。例えば魚のハゼは8週間、北極クジラは268年、アフリカゾウは65年、ゾウガメは120年というように・・・個体によって多少の差はありますが事故などなければ大体この位の月日で寿命を迎えるのです。これを自然寿命といいますが、大体の生物はこの年数の前後で亡くなります。では人間の遺伝子寿命は何歳だと思いますか?

何と!38歳です。江戸時代の人の平均寿命は38歳くらいだったらしいです。ところが現在の日本人は環境や医学の進歩などによりその倍以上生きています。ただ、40過ぎると老眼が始まったり子供が出来づらくなったりします。これは遺伝子寿命に逆らえない弊害だそうです。筋肉量は40過ぎても鍛え方によって維持できるものらしいですが、自律神経の低下は避けられない。だから俊敏性を必要とするスポーツなどでは40歳を超えると難しいのです。

俊敏性や瞬発力などは若い人にかなわないらしいですが、何と若い人より40台以降の方が優れているという点もあるらしいです。それは長時間集中して何か(例えば仕事など)ができる。また、相手の気持ちを読み取ることができる。これは40台が一番優れているらしいです。そういえば私も若い頃は一日8時間仕事をするのが辛かったです。ところが今は一日があっという間に終わってしまいます。また、昔より顧客が何を望んでいるかを考えるようになりました。年取った証拠ですね(笑)