コンサルタントというもの19

やりたい以上に大切なもの”なぜやるか”

自分の姿勢は言葉で伝えなくても相手に伝わる。だから、お客さんに「夢を持ちましょう」という前に自分が夢を持ちましょう。例えば「人の支援をする」というのが夢でもいい。ただ、その夢を持つ理由を明確にしておく必要がある。
この「(それを夢にしているのは)なんで?」(理由)が一番重要。通常、夢に向かう過程で思い通りにいかないことは山ほど出てくるもの。それを乗り越えてゆけるのがこの「なんで?」という部分。それを先に明確にしておく。

例えば「なんでこの仕事をしたいですか?」「なんでこの商品を売りたいのですか?」と尋ねた時、答えが「これが売れそうだから」「流行ってるから」だったら更に突き詰める。「ではなんで”あなたが”やるのですか?」「もっとお金を持ってる人がやったらうまくいくじゃないですか、もっと信用のある会社がやったらうまくいくじゃないですか。あなたでなきゃならない理由はなんですか?」実はこれが一番難しい。

やりたいことよりも”なぜやるのか”
そこに理由がないと、何か問題がおこったとき、簡単にあきらめてしまう。「うまくいかなかったよ、、」それであきらめてしまうなら、それは単なる思いつきのアイデアだった。
事業はその人の想いが商品やサービスにうつっていないと、それがお客さまがわかってしまうので売れない。特に中小企業は、その人の想いが商品やサービスにうつっていないと、それがお客さまがわかってしまうので売れない。特に中小企業は、この想い(価値)で勝負する。商品やサービスを通して、その想いを届けるのである。