調査研究部

今年から東京税理士会(本会)の調査研究部で活動しています。調査研究部ではもう令和5年度の税制改正要望についての検討が行われています。それぞれの部員が①法人税②所得税③消費税④相続・贈与税⑤地方税⑥納税環境整備の班に分かれて検討します。どの班になりたいかは挙手で、1つに手を挙げてもいいし、複数挙げてもいい。ただし、所属するのは1人1か所です。

今税制は過渡期なので、私としては新しい税務を研究したいという思いから、インボイス制度が始まりそうな③消費税と、相続贈与の一体課税が始まりそうな④相続・贈与税とデジタル庁の発足により大幅に手続きが変わりそうな⑥納税環境整備に手を挙げました。一つしか手を挙げない先生はそれが優先されるので私はちょっと欲張りすぎました。それで消費税は立候補者が少なかったので③消費税になりました。

そこで知りました。東京税理士会は過去においても現在までもインボイス制度には反対しているから令和5年度までは反対の立場で行くということでした。もう、ほぼインボイス制度は始まるのでインボイスの研究ができるかと思っていましたが消費税に挙手してしまって後悔しています。私もインボイス制度には反対ですが、でも反対できる環境でも無くなってきているのでそれなら、インボイス制度の問題点をどう変えていくかということを検討したかったのですが、反対という立場になるとそこも検討できません、ちょっと残念です。