ドラマ「逃げるは恥だが役に立つ」は大盛況のうち終わったようです。あのドラマが受けたのは、様々な立場の人がそれぞれいい人で、それぞれ頑張って生きているからだと思います。派遣切りにあった人、専業主婦の人、仕事一筋でいつの間にかアラフィフになっていまい結婚も出産も諦めたバリキャリの女性、自分は一生結婚なんて無理だと思っている草食系男子、女性には困らないし結婚にも憧れていないイケメン男子、リストラ候補を選ぶことになった上司、家庭を大事にする男性、男性しか愛せない男性、それぞれがそれぞれの立場で一生懸命生きています。
「逃げるは恥だが役に立つ」って何だ?初めて聞いた時そう思いました。調べてみたら(ドラマの中でも言っていますが)ハンガリーのことわざで、恥ずかしい逃げ方だったとしても生き抜くことが大切―Wikipediaより―という意味らしいです。ドラマの中では、津崎が「後ろ向きな選択だっていいじゃないか、恥ずかしい逃げ方だったとしても、生き抜くことのほうが大切で、その点に於いては異論も反論も認めない」と言っています。
人には得手不得手があるし、全てにおいて戦っていたら体がもちません。負け戦に大和魂を発揮して無理に戦うより、その場は逃げて自分の戦える場所で戦えということなのかもしれませんね。例え逃げたとしても、その後の人生においてその経験は役に立つということなのかもしれません。