榊マリコ

「科捜研の女」最終回が放映されました。科捜研の女は長寿番組ですが、最終回の内容は近代の闇をテーマにしていて内容的にも映画を観ているようでした。AIがSNSなどを通して、大衆心理を利用して第三者を犯罪に導く。AI自体は手を下していない。この場合、大衆心理をコントロールすること自体に罪はないのか?色々考えさせられました。ネットの誹謗中傷は最近では法的責任を追及され、名誉毀損罪、侮辱罪、信用毀損罪、脅迫罪などの犯罪になり得る可能性があり、実際に逮捕者も出てくるようになってきました。それでも不特定多数が誹謗中傷をした場合、核となる心理コントロールをする者を特定することは難しく、直接犯罪依頼をしない限り重い罪に科す事は難しいような気がします。ネット社会の怖い一面を見た気がします。

表題の榊マリコ氏はこのドラマの主人公ですが、ひたむきに仕事をする姿、常にぶれないで精神的にも起伏がありません。私の理想とする女性像です。ひたむきに仕事をする事は真似できますが、精神的にぶれないというのはかなり難しいです。私は女子大で女性のキャリア形成という講義を行なったりすることもありますが、働く女性の目標とする人物が榊マリコ氏ですね。(まぁ私の場合はですけど)最近では働く女性をテーマにしたドラマを目にすることも珍しくなくなりました。男性の仕事の補助ではなく、女性が自分の実力を発揮して仕事ができる国に早くなれれば良いですね。ジェンダーギャップ指数が下位の日本が北欧並みになるのはいつなのでしょうか?