非営利ホールディングカンパニー(統括医療法人)

先日9月10日に昨年末から議論されていた「医療法人の事業展開等に関する検討会」の第6回目が行われました。当初展開については2014.1.7の「株式会社参入のおそれ」に添付されている新聞記事をお読みください。

9月10日の会議でやはり、出資に応じて議決権を付すというのは、株式会社と同様になり医療法人にはなじまないという観点から否決されました。いままで通り1人1票の議決権です。ただ、いままでは社員は自然人でしたが、今後は非営利ホールディングカンパニーの傘下にある、医療法人や社会福祉法人などの法人に社員格を与え1票の議決権にするようです。

また、今までは医療法人は金銭の貸付業務を行ってはならなかったのですが、資金の貸付を認め、非営利ホールでキングカンパニー間での資金貸し付けについては、医療法人が行ってよい付帯業務として認めていくようです。

また、医療法人間の合併というスキームは以前からありましたが、分割というものはなかったのが、今後は分割も認めていくようです。 その点の具体的スキームは10月上旬、11月上旬に行われる第7回・第8回の検討会で詰めていくようです。

第5次医療法改正は大改正でしたが、第6次医療法改正も大改正になりそうです。