AIRエア

伝説のシューズ、エアジョーダンが誕生するまでの実話を映画化したものです。1984年当時バスケットシューズのシュアは1位adidas、2位コンバース、そして市場規模17%のナイキです。当時ナイキのシューズは人気がなく、会社として有名バスケットボール選手に自社製品を履いてもらおうと、スポンサー契約に躍起になっています。予算がないナイキは25万ドルで3人の選手に履いてもらうという計画でしたが、ソニー氏はある選手に目を付けました。それが新人だったマイケル・ジョーダン。ただ、本人はadidasを第一希望としていて、その次にコンバースのシューズを希望しています。ナイキ社のソニー氏は25万ドルを3人ではなくマイケル・ジョーダン一人に絞り、秘策を打ち出します。

社内では全員反対。ソニー氏は孤立していきます。それでも自分の直感と信念を信じ実行しようとします。最後には会社全部を巻き込んで、オリジナル商品エア・ジョーダンを完成します。adidasは25万ドルと車を用意し、本人も第一希望としていると情報を掴んでいたのでスポンサー権利を獲得できなかったと思っていたのに何故獲得できたのか。これ以上書くとネタバレになるので書けませんが、要は行動の大事さを教えてくれる映画です。また、マイケル・ジョーダンのお母さんのマネジメント力は高く、多分お母さんがいなかったらマイケル・ジョーダンはadidasを選んでいたと思います。この母は、資金を得た後も慈善事業を設立したりして人間的にも尊敬できます。

「靴はただの靴だが、誰が履くかで意味を持つ」熱い映画でした。お勧めです。