情報の非対称性

情報の非対称性について、これは例えば患者と医者や、納税者と税理士など、前者より後者の方が圧倒的その分野に対して知識を有している場合の情報の格差があることをいいます。まぁその情報格差があるからこそ、そこに商売が成り立っているということも言えます。ここで注意しなければならないことは、情報を多く持っている方は情報を持っていない方に分かりやすく、説明する義務が生じるということです。説明義務を怠るとあとでトラブルになりますし、依頼をする側も納得感が得られません。私たち税理士や行政書士も、いかに分かりやすい言葉で説明するかがこれからの経営の上で大事な事かと思います。今はパソコンも普及していますので、調べればほとんどの事が分かりますが、ただ内容が難しすぎたり、個別には対応していなく微妙に違うケースなど、応用力が試されます。相手の情報のレベルにより説明の仕方も変わってきます。私たち専門家の意義はそういったところ。つまり時代とは反する部分にあるのかと思うのです。