病院の人材不足にどう対応するか

病院の人材不足は永遠の課題です。病院には人員基準というものがあり、ある程度の人員がいないと診療報酬そのものを下げられてしまうのです。ですから、どの病院も不足人員を確保しようと必死です。人材が集まらない場合はどうするか?ものすごい高い報酬を支払ってエージェント(人材紹介会社)から確保しています。厚生労働省が出している賃金構造基本統計調査によると看護師の年収は450万円~500万円近くにまでなっており、その年収の15%~20%を紹介手数料としてエージェントに支払っています。

先日ある病院から内部の看護師の職員から友人の看護師の就職の紹介を受けた。紹介してくれた職員と、紹介された職員の双方に10万円ずつ手当をあげたいのだけれど、いいか?という相談を受けました。私は給与課税するなら何の問題もないと答えました。(あくまでも私の個人的見解です)エージェントからの紹介なら紹介手数料として1人70万円~100万円くらいの紹介手数料を支払わないといけません。それが20万円程度ですむならその方が経済的にもずっと良いですし、紹介する側もされる側もちょっとしたお小遣い(給与)になり一石二鳥です。

また、紹介した人の友人だけあって、類は友を呼ぶらしくエージェントからの人材より良質な人材が確保できています。いつまでもエージェントのカモになっている場合ではありません。ちゃんとした規定を作り、良い人材を確保しましょう。