グランツーリスモ

グランツーリスモはプレステーションで販売されたドライビングシミュレーターゲームの名前です。このゲームでの成績優秀者を全世界から募り、練習や実際の車で運転させて、プロのレースに参加させて上位を狙うという物語。これがフィクションならあり得ます。ところがこれはノンフィクションです。実話ですよ。実話。。しかも世界的にも保守的と言われる日本のチームで起こった実話です。とても衝撃を受けました。

グランツーリスモのゲームに明け暮れる少年に父親からは、ゲームで勝っても本物のレーサーにはなれないと責される日々を送るも、選抜プログラムに参加し実際のプロの国際レースに参加して3位にまで昇りつめます。周りからは、ゲーマーなんかが通用する甘い世界ではないと言われながらも、日々のトレーニングに耐え本物のレーサーになる物語です。何もかもビックリな映画でした。

本物の国際カーレースに出場する選手をゲームで競い合わせて選抜するとか。本物のレースは時速320㎞という相当なGがかかりますからそれらを経験していない素人(ゲームはプロですが)を養成するとか。このやり方に反感する他のチームからの嫌がらせとか。実際に事故を起こして精神的に参ってしまうとか。そこから立ち直るプロセスとか。何しろビックリの連続でなんでこの映画がそこまで世間で話題になっていないのか不思議なくらいです。あり得ないことをやり遂げる力みたいなものが漲った映画です。ズバリおすすめです。