金の価格高騰

金の価格が高騰しています。5年前には1gあたり5100円程度でしたが、とうとう1万円を超えました。5年間で倍になっています。昔は金よりプラチナの方が高かったですが、今のプラチナは1g5000円しないのでプラチナとの価格も倍以上となります。最近、昔から持っている金の地金を売ろうと思うのだが税金はどうなるのですか?と数人から聞かれるようになりました。例えば金を100g売ったら、100万円を超えます。1g=10,000円と仮定して計算してみます。

100g買ったのが6年前で購入価格が1g5000円だったとします。そして、売却のための手数料も必要です。手数料は16,500円とします。(田中貴金属工業HP参照)
100万円(売った値段)-〔50万円(買った値段)+16,500円(手数料)〕=483,500円これは5年以上保有していたので長期譲渡所得になります。長期譲渡所得は50万円の特別控除があるので、483,500円-500,000円≦0円となり、税金はかかりません。この50万円の特別控除は5年以上保有していないと使えません。そして毎回使えるのではなく、年間通して50万円です。

ポイントは、①金は5年以上保有してから売却する。⓶1年で100g程度の売却をする(金価格がg1万円程度の場合)③毎年分けて売る。これらを上手く活用すれば、税金を払わずに済むかもしれません。ただし、この計算はg5千円程度で買った時の計算ですので、場合によってはもっと売れる可能性もあります。よく考えながら売ってみて下さい。なお、売却業者は売却価格(業者からすると購入価格)が200万円を超えると税務署に支払調書を提出するので、必ずバレますので申告して下さい。