iDeCo改正

令和7年の税制改正でiDecoの改正が発表されました。図解の方が分かりやすいのでこちらをご覧ください。


参考:厚生労働省「令和7年度税制改正に関する参考資料」

こちら厚生労働省が作成した改正前と改正後のiDeCoの図です。第1号は自営業の方、第2号(企業年金あり)は大手会社の企業年金がある方、第2号(企業年金なし)は多くのサラリーマン、第3号は主婦が主な方達です。ほとんどのひとが第1号か第2号(企業年金なし)になるかと思います。自営なら第1号、サラリーマンなら第2号(企業年金なし)が多いのではないでしょうか。ということでここで注目されるのは主婦の第3号以外、掛金非課税枠が増額になります。増額は見直し後の赤字ですが、第2号(企業年金なし)の人は月々マックス23,000円だったのが62,000円になります。

こちらは全額所得控除の対象となりますから、年間でいうと276,000円から744,000円と大幅な増額です。比較的生活に余裕のある人は増額するのではないでしょうか?節税額が半端ないので・・・ただこれを裏読みすると、そもそもこれを厚生労働省が作っていることを鑑みると、これから高齢化が進んでいって高齢者が増えても、物価があがったとしても、年金財源が枯渇しているから年金の支払いはこれ以上増えませんよ。税制優遇してあげるから自分で何とか老後資金を貯めてくださいというメッセージに思えます。来年の1月1日から開始となりますので増額する方は今年の秋くらいから準備お願いします。