MOT

最近、MOTという言葉よく聞きますよね。MBAと比較されることも多いです。MOTとは、技術経営の事で、技術を企業の競争力に結び付ける経営手法であり、研究開発やイノベーションを戦略的に管理して活用することによって持続的成長を目指す考え方のようです。MBAは経営学修士ですが、マーケティングや財務、人事、経営戦略、金融、不動産知識など幅広く学びます。MOTは技術やイノベーションを活用した経営というか実務に近しい部分に特化している点に違いがあります。

つまり、MOTは技術を開発するだけでなく、どう事業につなげるか、どのように社会に価値として届けるかなどに焦点をあてています。実務重視のカリキュラムでケーススタディやプロジェクト型の学習が多いのも特徴です。この点はMBAも一緒ですが・・・また、専門職大学院によっては、企業との共同研究やインターンシップを通じて実際の課題に取り込む機会がある大学もあるようです。

MBAは経営に関する知識を幅広く学ぶので経営者や将来有望な管理職候補者などが学びますが、MOTは技術者や研究者やその分野における企業の管理職が学び、どちらかというと工業系、理系の方が学びます。日本では最近MOTも注目されだしましたが、世界レベルではまだMBA中心で日本ほどMOTは注目されていないようです。皆さんはどちらに興味ありますか?