コトラーの選んだ道

明けましておめでとうございます。今年も宜しくお願いいたします。今年のお正月はお天気に恵まれ初詣日和でした。眩しそうな顔をしていますが(実際眩しかった)青空の中着物を着て歩くのは気分が良かったです。




日経新聞では毎月1か月かけて著名人が「私の履歴書」に自伝を書いています。先月は、フィリップ・コトラー氏でした。あのマーケティングで有名なコトラーですよ。思わず凄いぞ日経!と叫んでしまいました。

様々な大学で教鞭をとっていたコトラーですが、ケロッグ大学で教える際に先方から「経済学を教えるか。マーケティングを教えるかはご自分で選択して下さい」と言われたそうです。それまで経済学を教えていたコトラーはマーケティングは学んだことがなかったそうです。

経済学は専門だから完璧に教えられる。マーケティングは学んだことがない。でも経済学は古い学問ですでに学問として成熟期である。マーケティングは新しい学問だからまだまだ道は拓けている。と得意な経済学ではなく、初挑戦のマーケティングを教えることにしたそうです。

その選択が今のコトラーを形成するに導いた分岐点でした。敢えて困難な道を選んだ事が、ゆくゆく大きな実りになったという良い事例です。私も楽な道を歩み続けずに、ますます未知との分野を学び続けようと思った瞬間でした。

今年は午年、飛翔の年です。みなさんも一緒に羽ばたきましょう。