医療機関の経営状況を比較

厚生労働省保険局医療課によると医療法人経営情報データベースで集計した病院の経営状況は2023年に比し、2024年は医業利益率、経常利益率いずれにしても減少しています。当事務所の顧問先様も病院経営を行っている法人様も全て、マイナスになっています。一般病棟は収益の増加以上に費用が増加して、療養型病棟と精神科病院は収益が減少した上に費用が増加したことでかなりの赤字となっています。費用は特に給与費と材料費、そして光熱費などの増加です。

クリニックは赤字ではないですが、利益率は減っています。医業利益率は7.9%から4.5%へ減少し、経常利益率も9.8%から5.8%へ減少しています。これは入院施設の無いクリニックでの指標ですが、入院施設があるクリニックはもっと厳しい状況です。最近不合理に思う事が多いです。人のために真面目に患者と向き合っている医師が勤務する医療機関が財務的に厳しく、こう言っては何ですが、美容クリニックや審美歯科などが儲かっています。そして医師そのものもそういった診療科目に流れています。何ともやるせなく悔しい思いになります。

医療制度の改革が必要だと感じます。特に病院は早く診療報酬改定で増額改定にならないとさらに潰れる病院が出てくるのではないかと思われます。