選択制確定拠出年金

最近多くのスタッフを抱えるクリニックや病院から法定福利費の負担が半端ではない。何とかできないか?という相談を受けるようになりました。

社会保険料は、健康保険・年金・雇用保険・労災の4種ですが、特に負担が大きいのは健康保険と年金です。この社会保険について、雇用主側(医療法人)も雇用者側(スタッフ)も得な制度が選択制確定拠出年金です。

簡単に説明すると、毎月3万円を自分で積み立てていた人がいるとします。これは給与から社会保険や税金を差し引いた銀行口座に入金されたものから積み立てています。これを選択制確定拠出年金の自己支出額にすると、まずこれは社会保険料の一種として考えられるので、社会保険料控除後の給与等の金額が少なくなります。従って、すべての社会保険料の標準報酬が下がり、社会保険の自己負担も会社負担も下がるというものです。また、選択制確定拠出年金については、普通預金などに課される20%の税金もかかりませんし、受取時の税金も優遇されています。つまり、雇用主側(医療法人)も法定福利費の削減ができて、雇用者側(スタッフ)も各種優遇が受けられます。

デメリットを強いて言うとすると、雇用主側(医療法人)は、雇用者への説明義務が生じ、定期的に説明会を行う必要があり、専門家にお願いすると費用が発生すること。毎月の積立額などに対し手数料が発生すること。などが挙げられます。
雇用者側(スタッフ)は、標準報酬が下がるので将来受け取る確定拠出年金を除いた厚生年金の額が減ること。などが掲げられます。従って導入する際は、一般的にはメリットの額の方が多いのですが、具体的にどれくらいメリットがあって、どのくらいデメリットがあるのかを良く検討したうえで導入する必要があります。




週末に東武動物公園の夕涼みイルミナイトに行って来ました。綺麗なイルミネーションと花火が良い感じでコラボレーションしていました。夕方以降は暑くもなく寒くもなく良い気候でした。そして、浴衣で行くと入園料が半額でした。今年、浴衣を着る目標は8回でしたが、今回が8回目です。あと何回か着るかもしれませんが・・・(笑)