教育資金の一括贈与

教育資金の一括贈与制度(2013.2.5カテゴリーFP 平成25年度税制改正参照)に対応した金融商品が人気です。今年4月に始めた信託大手4行への申し込みが平成25年5月30日時点で1万件、700億円を突破し、平成25年6月20日の日経新聞では1万5千件、1,000億円を突破したという。凄い凄まじさで口座残高が増えています。

この制度がここまで普及した理由は、ずばり相続税対策です。もともと親やおじいちゃんなどが教育資金をその都度、支出した場合には、非課税なのです。ただ、この制度はおじいちゃんが亡くなったあとも教育資金を準備できるということ。そして、最大の理由はおじいちゃんの相続財産を一気に減らせるという点です。孫が10人いれば、1,500万円×10人の1億5千万円もの財産を減らすことができます。

また、通常の贈与の場合はおじいちゃんが亡くなる前3年以内の贈与は相続財産に組み込まれてしまいますが、教育資金の贈与はそれにも組み込まれないのです。ですから、もうすぐおじいちゃんが亡くなりそうな時は、通常の贈与は相続税を下げる効果はありませんが、教育資金贈与はとても効果的です。

ただ、おじいちゃんが元気で長生きした場合、孫が30歳時点で使いきれない教育資金については、贈与税の対象になりますが、それから3年以内におじいちゃんが亡くなった場合、30歳時点の口座残高は生前贈与加算に組み込まれますので注意が必要です




いよいよ夏になりました。今年も浴衣着ます。今年初めての浴衣です。7月5・6・7日は例年ゆかたで東京タワーに行くと入場料が無料になるのですが、今年は無料でなく割引でした。昨年は浴衣の人でぎゅうぎゅうでしたが、今年は浴衣は全体の1割位でそれほど混んでいなくて快適でした。