住宅ローンと補助金の受取り

4月というと日本ではスタートの月で最近では4月開始のスケジュール帳やカレンダーも売っていますね。ということで今回は心機一転住宅を購入して補助金を受け取った方の注意点についてお話します。

この話は住宅を借入金で購入して住宅ローン減税を受けようとしている方が該当しますので、合計所得金額が3,000万円超の方は住宅ローン減税がそもそも受けれませんので気にしなくても大丈夫です。

最近、太陽光発電システムなどが流行っていて、自宅新築の際に屋根にソーラーパネルをつけたりしています。自治体によっては補助金を助成していたりして、一石二鳥とばかりソーラーパネルを設置する方がいます。その時の税務上の注意点です。

例えば4,500万円の住宅を借入金4,000万円自己資金500万円で購入したとします。住宅価格に含まれる太陽光発電システムの価格が500万円以内であれば、自己資金以下なのでソーラーパネルを自己資金を優先的に使って取得したものとみなされ住宅ローン減税は全額使えることとなりますが、太陽光発電システムの価格が600万円だったら、500万円は自己資金で100万円は借入金で支払ったことになり、住宅ローン減税と補助金対象額とが二重受益を受けることになります。

国税はそこまで優しくなく、その場合、住宅ローン減税対象住宅借入金は4,000万円-100万円=3,900万円ということになります。要注意ですね。