民間給与実態統計調査 H23年分

国税庁ホームページで統計情報というのがあります。そこで平成23年分の民間給与統計調査が明らかになりました。

それによると1年を通して勤務していた給与所得者(平均年齢44.7歳男性44.6歳・女性44.8歳)は4,566万人でうち男性が2,731万人、女性が1,835万人です。平均給与は409万円(男性504万円、女性268万円)です。給与と賞与を別にみると給与が350万円(男性428万円、女性233万円)で賞与が59万円(男性76万円、女性35万円)です。平均的な感じは男性で月給35万円、女性で19万円で、ボーナス1回が男性38万円、女性18万円というところでしょうか。

女性と男性でこんなに性差による給与格差がある国も珍しい(特に先進国では)ですが、おそらく女性は結婚や出産で仕事を中断する人が多いからじゃないか。つまり、勤続年数そのものが少ない人が多いからかと思いましたが、そうではありませんでした。

勤続年数30年~34年というラインが男女共給与が最も高いのですが、その平均が男性719万円、女性は375万円です。なんと勤続年数30年を超えても男性と女性は2倍近い開きがありました。

給与収入が1,000万円を超える人は男性では全体の6%ですが、女性では0.7%です。また、1,500万円を超える人となると男性では1.5%、女性だと0.1%ともはや1,000人に1人という確率になります。このようなデータをみると、日本はまだまだ遅れているなぁと実感します。