教える技術



年代に関わらず多くの人たちが、仕事ができない理由を部下自身に問題があると考えるようです。例えばやる気が足りないとか、根性がないとか・・・できない原因は彼らの性格や精神状態にあると考えがちです。しかし、心を正させるのは難しいので行動に目を向けるのが重要らしいです。

昔から全体の2割の人が売り上げ全体の8割を構成している。つまり、残り8割の人が仕事がいつまでもできないのは教える側の問題だということです。できるだけ抽象的な表現はさけ、行動面に着目して教えることが大切です。教えることは相手から「望ましい行動を引き出すこと」と定義しています。

行動分析学に基づいて行動科学マネジメントの観点から教え方を導いています。行動を具体的に言語化するときにMORSの法則(具体性の法則)が用いられます。
MORSの法則とは、
Measured:計測できる
Observable:観察できる
Reliable:信頼できる
Specific:明確化されている

この4つの条件を満たしていないものは行動ではないということです。計測できるは、カウントできる、あるいは数値化できることで、観察できるは、誰が見てもどんな行動をしているのかわかることで、信頼できるは、どんな人がみてもそれが同じ行動だと認識できることで、明確化されているは、何をどうするか明確になっていることを意味しています。
そろそろ真剣に部下を教育(教える)してみませんか?