ストレス耐性

事業所に労働者が50人以上いる場合、ストレスチェックをするのが義務付けられています。2015年12月1日から2016年11月30日までに1回目のアンケートを終わらせなくてはいけません。ストレスチェックについては厚生労働省から冊子が出ていますので以下参照下さい。
ストレスチェック.pdf
ある団体が医師にストレスチェック制度のアンケートを取った結果、6割以上の医師が「効果がない」と回答しました。理由としてはチェックしてもその後の職場の改善がない限り本質的に意味がない。とか、ただ職場の不満がある人が引っかかるおそれがあり本来の趣旨から外れるといったものです。確かにストレスには個人差があります。偉人の話などを聞くとこんな過酷な運命なのに何て逞しいのだろう。という人もいるし、些細な事でストレスを抱える人もいます。

同じ職場同じ環境同じ立場でもストレスの度合いは人それぞれ。非常に難しいです。確かにこのアンケート結果でもあるように、職場の不満がある人は引っかかってきます。どこにいってもどんな職場でも一定量は不満を持つ人がいると言われています。それが職場のせいなのか本人のストレス耐性の問題なのかは微妙です。

ストレスの感じ方は人それぞれと言いましたが、それは生まれつきではなく、私の経験からは鍛えることができるものだと思います。世の中の大物と言われている人はストレス耐性が高いですが、実際、1つの事柄をどうとらえるかで全くストレスの度合いが変わってきます。私が良くやるやり方というか考え方は、ピンチはチャンスと考えること。そして不幸と幸福は同じ量だけ人に与えられるということです。嫌なことがあったら、その分幸福の貯金をしたと思えば救われます。

税理士として多くの経営者と接していますが、いわゆる大成功をおさめた人は大きな試練を乗り越えたりしています。私は年齢を重ねるごとにストレス耐性が強くなってきているような気がします。若い時は自分と違う考え方を受け入れられない頑固な自分がいましたが、今は自分がぶれなければそれでいいと思えるようになりました。人のマイナス面はマイナスではなく個性だと思えばどんな人とでも付き合えます。でも、意外とナイーブですぐ落ち込みます。人間としてはまだまだ未完成。今後の成長に乞うご期待!というところです。