きみはなぜ働くか。

私は長いこと働いていますが、税理士になって21年、40年が社会人としての人生だとしたら、社会で言えば中堅です。社会人後半に突入しつつある段階でなぜ働くのか?という事を身近に感じたくてこの本を手にしました。

結論から言えば、この本は私のような中堅に向けた本ではなく、どちらかというと新卒というか社会人になってまだ浅い人に向けた応援メッセージのような本でした。そう言えば税理士になりたての頃は、頑張ろうという気合と重い責任の仕事に押しつぶされそうになりながら、自分の力のなさに落胆したりしながら仕事をしていたのを思い出しました。それでもお客さんのありがとうと言う言葉を聞くと嬉しくなったり、様々な感情の中で仕事をしていました。

独立してからはスタッフの事をお客様の事以上に考えなければならなくなったりもして、まだまだ色々頑張らないといけません。それでも自分は今後どのように税理士として生きていくかというのも考える時期にもきています。初心忘るべからずを思いだすきっかけになった本でした。後半戦に突入した仕事人生、過渡期にきている税理士の仕事についても、まだまだ色々考えなくてはなりません。もう少し頑張ってみます。