ムーアの法則

ムーアの法則とは、インテル社の共同創業者であるゴートン・ムーア氏が1965年に論文で発表した法則で、コンピュータの価格性能性が1年半で2倍になるという法則です。

1年半で2倍と言う事は、3年で2×2の4倍、6年で4×4の16倍になるということになります。10倍になるには約5年です。これはIT業界で長年にわたって成り立ってきました。(1995年以降は失速したという意見もあります)5年で10倍というのは逆にいうと、同じ性能を求めるなら5年で10分の1の価額になるというものです。

現在の起業において、パソコンなどのコンピュータは必需品です。どんな業界でも必要不可欠です。現在の日本はどちらかというとデフレ気味で経済も失速しています。ただ、5年前の売上の1/10になってしまったという企業ばかりではないと思います。現在、起業する人は5年前に起業した人の1/10でコンピュータを設備投資できる時代です。おそらく売上は5年前より下がっていると思いますが、利益率は上がるはずです。

最近、どの業界でも採算無視の売上重視経営が目立ってきました。価格を下げて売上高を増やそうとする戦略です。しかし、低価格戦略はいずれ行き詰まり、業界全体に悪影響を与えます。そろそろ売上重視の経営は止めて収益重視の経営に切り替える必要がありそうです。