マインドマップ



マインドマップとは、トニー・ブザンが発明したもので、頭の中のアイデアやイメージをそのまま描写したノートのようなものです。上記の図は1冊の本をマインドマップにより描写したものです。

①まず、大きな紙を用意します。私は大きめなスケッチブックを使いました。

②次に中心に本題のイメージ図を書きます。今回は本だったので本の題名からイメージできる図を書きました。この部分は簡易なマインドマップもどきですと、本の題名をズバリ書いたりしますが、正式なマインドマップは必ず絵で描きます。このセントラルイメージとなる図はできるだけ、多色で多彩に描いた方が後のマップが豊かになると言われています。

③真中から放射線状に枝を描いていきます。まるで木から枝が伸びるように自由に描いていきます。

④枝の上には単語を載せます。1ブランチ、1ワードで文章ではなく、単語にすることがポイントです。

⑤たくさんのカラーペンで自由に描いてみます。楽しんで脳を遊ばせながら描くことが大切です。

私は本を読むときマインドマップを使います。例えば、1つの論文などを書く時、同じような参考文献を何冊も読むときってありますよね。読んでいるうちに3冊前に読んだ本の内容をあまり覚えていないという経験はありませんか?そうなのです。似たような本を何冊も読んでいると分からなくなってくるのです。活字で読んだものは印象に残りにくく、忘れやすいものです。それに比べてイメージで読むと忘れにくいのです。小説などは自分でイメージを付けながら読んでいるので忘れにくいですよね。ですから、読んだらすぐに、まだイメージが残っている段階でマインドマップに書いてしまうと、あの本の内容は??と思った時にマインドマップを見ると不思議と内容が蘇るのです。まるで忘れかけていた箪笥の引き出しをあけるかのように・・・

私はマインドマップは主に本を読むとき活用しています。しかも実用書や啓発本などのとき威力を発揮します。ただ、小説にはあまり向きません。まぁ、小説はイメージしやすいので必要ないとは思いますが・・・

その他にもビジネススクールで授業ノートをマインドマップで書いていた方も何人か知っていますし、突然の閃きメモのようなものも、マインドマップで描くことが多いです。

イメージで描くのは活字で覚えるより、記憶に定着しやすいです。活字を覚えるのは左脳の仕事で、イメージなどは右脳の仕事なので、双方を使うことによってより記憶が確かなものになるのだと思います。