年末調整と確定申告

年末調整はサラリーマンなどの会社等で勤務する人が会社から渡された「給与所得者の扶養控除等申告書」と「給与所得者の保険料控除等申告書」を記載し、控除証明書などを添付することにより確定申告をしないで、年税額を確定する方法です。

サラリーマンなどで主たる給与以外の給与がある場合は、確定申告をすることにより、税金が還付される場合があります。メインの給与ではなく、サブの給与の源泉徴収票を見て下さい。右の真ん中よりやや上に源泉徴収税額という欄があります。その欄に金額の記載がある場合は、税金が還付される可能性があります。また、年の中途で辞めてその後就職していない人も、勤務先から源泉徴収票を取り寄せて、源泉徴収税額の記載があれば、税金の還付を受けることができます。

還付される金額は、まず、源泉徴収票の支払金額(2箇所以上ある場合は足した金額)を国税庁のホームページ http://www.nta.go.jp/shiraberu/ippanjoho/pamph/koho/kurashi/pdf/000.pdf

を参考に7ページを見て自分の給与所得控除額を計算し、先ほどの支払金額から給与所得控除額を引いて給与所得を求めます。そこから源泉徴収票に記載してある所得控除の額の合計額を引いて、課税所得金額を求めます。課税所得金額に先ほどのHPの7ページの税額表により税金を計算します。

計算した税額と源泉徴収表の源泉徴収税額(2箇所以上ある場合は足した金額)を比較し、源泉徴収税額-計算した税額=還付される金額 となります。

国税庁のホームページにアクセスすればそのくらいの確定申告でしたら、簡単に作成することができます。是非お試し下さい。