グレース・オブ・モナコ

この映画はケリーバッグで有名なグレース・ケリーを主人公にした映画です。現実に存在した女性の映画はできるだけ観るようにしています。この映画が始まって早々~この映画は真実を基にしたフィクションです~という字幕が出ます。えっ?真実を基にしたフィクションって、フィクションなのノンフィクションなの???という疑問のまま映画が始まります。

大女優だったグレース・ケリーはモナコ王に嫁ぎ女優業を引退しますが、引退してからの様々な出来事が語られています。モナコは小さな国ですが、ケリーが嫁いだことで救われたと言われています。フランスとの政治的な衝突もケリーが女優の大演技をして救ったこととして撮られています。

彼女は本当は女優の世界に戻りたかったが、実際の世界で大演技をすることでモナコを救ったということに映画ではなっていますが、最初にこの字幕が出たことで、どこまでが本当なの?どこからが違うの?という部分が気になってあまり映画に集中できませんでした。

観終わった時、おそらく大きな歴史は真実ですが、ケリーの感情的な動きや行動(演技かどうか)はフィクションだということだと思います。大女優だったので、演技か本心かも見分けることも困難ということが言いたいのかもしれませんが・・・演技でもケリーが覚悟をしたことで(覚悟している演技をしたことで)国王の気持ちも戻ってくる(現実にもそうなる)というのは現実にも起こり得ると思いました。