工数管理4

今年1月から工数管理をやっています。(詳しくは12月1月2月のカテゴリーMBAをご覧ください)10ケ月経ったところですが、当事務所は一定の傾向がみられました。どの会計事務所でも同じような結果がでるのかもしれませんが、1月から5月は税理士業務が多く、6月から10月はコンサルティング業務(セミナーや執筆も含む)が多いのです。色分けして管理しているので、今年は1月から5月は緑(税理士業務)が多く、6月から8月はピンク(リニューアルに向けて事務所業務)が多く、9月10月は青(コンサルティング業務)が多かったです。

採算が悪い顧問先は顧問料の改定か訪問日の縮小をお願いし実行させていただきました。採算が良すぎる顧問先は、顧問先の求めがなくても積極的に様々な提案をしてきました。その結果、当初の工数管理より全体的になだらかになりました(不採算な顧問先への時間が縮小され高採算な顧問先への時間のかけ方が増した)

仕入れを伴わない事業というのは、手がかかり不採算な仕事に時間が割かれ、割の高い仕事が疎かになりがちです。でも、工数管理をすると不採算な仕事に振り回されることなく、かつ、割の高い仕事を大事にするようにして仕事自体も全体的に向上したような気がします。たまに税理士が破産とか、債務超過だという話を聞きますが、そんな人に事業のコンサルティングをしてもらいたくありませんよね。とても太った人がダイエットの有効性を講義するようなものです。自分の事業は顧問先の仕事より劣後し、管理も怠りがちですが、自分の事業の分析ができて初めて顧問先の事業の分析もできるというのを実感した10ケ月でした。