ワールドカフェ

カテゴリーMBAでは、ビジネススクールで習った手法などを中心にお話ししていました。今回はちょっと目線を変えて卓上の理論ではなく、最近私が体験したことについてお話します。初めてのことでしたのでとても新鮮で新たなニッチ戦略を思わせる出来事でした。

先日happyという映画(2012年5月21日カテゴリー映画のブログ参照)を観に行きました。映画好きな友達に誘われて渋谷にある小さなミニシアターで観ました。終わったあとにトークショーがあるというので折角だからと思い残りました。

お話をする人が出てきて「今からワールドカフェをやります。ワールドカフェを知らない人?」私は手を挙げました。多くの人が手を挙げていました。要は少人数のグループを作りこの映画についての気付きなどを共有しようというもので、映画から感じたキーワードを1グループ毎に発表するというものです。近くに座っていた人を中心に6人のグループを作り、意味も分からずじゃんけんをし、私は勝ってしまいました。そうグループ長になったのです。

ビジネススクールでディスカッションをするのは慣れていたので、その時を思い出し短時間(17分)で自分たちのチームのキーワードを探します。

短時間でしたが、充実したものでした。セミナーや映画を観た後は、終わってから1時間以内にその内容について、他の人とディスカッションするとセミナーの内容や映画の内容が定着するというのを聞いたことがあります。それを実践させる場所でした。自分がどう感じたかをこころの中だけではなく言葉にする。そして他人はどう感じたのかを聞く。単純な作業ですが、セミナーや映画を観た後には非常に効果的だと思いました。

小さな映画館で行われるこの差別化は、中小企業が見習うべきエッセンスが詰まっていました。大きい映画館では到底できないニッチ戦略です。また、興味ある映画の時に参加したいと思いました。