バタフライ・エフェクト 世界を変える力


1963年マサチューセッツ工科大学の学者エドワード・ローレンツがニューヨーク科学アカデミーに「バタフライ効果(エフェクト)」という仮説を提唱しました。

これは蝶が羽を動かすと、空気中の微粒子を動かし、それが他の微粒子に連動しさらに多くの微粒子を動かしているうちに、やがて地球の反対側で竜巻を発生させるというものです。

当初全く相手にされなかった理論が現在では名前を変えて「初期値過敏性の法則」として証明されたのです。

バタフライ効果(蝶の羽ばたきがめぐりめぐって大きな影響力を与える)は物体だけではなく人間の行動にも適用されます。このことを物語形式で絵本を読む感覚で書いてあるのがこの本です。

京都大学の教授が解説をしていますが、そこに気になる文面があったので紹介します。

「人は宇宙から与えられた最大の力で、自分のできることをすればよいのです。そして、誰かのために、また社会のために、自分は何が可能なのかを絶えず問い続けましょう。そうすれば、必ず幸せは訪れるのです。本書に登場する人物はみな、自分の立場でできる最大の貢献をしたのです。」

たまにはこんな本も良いのではないでしょうか。。

この度の東北地方太平洋沖地震において被災された皆さま、そのご家族の方々に対しまして、心よりお見舞い申し上げます。一日も早い復旧をお祈り申し上げます。