今すぐ使える!コーチング


ティーチングは相手に対し、情報そのものが明らかに不足している場合、何かを教えるときに使います。

コーチングは,情報をもっている相手に対し何かを気づかせるため,力を引き出すときに使います。

考えてみれは、私の仕事の多くはティーチングです。顧客が不足している情報について質問をされ、その答えを明らかにするというのが最も多い仕事です。ですから、ティーチングに慣れてしまっています。

しかし、最近コンサルティング業務が多くなり、職場カイゼン会議などに同席することがあって、これは、コーチングの技術が必要だなと痛感しました。踊る大捜査線ではありませんが、現場のことは現場が一番知っているからです。

コーチングは相手を承認することから始まります。相手が答えを知っていることを強く信じてそれを引き出させてあげることです。

まず、相手の話を聴いて、受け入れて、質問します。何かを聞かれるとズバッと答えを言いなくなる私ですが、コンサルティング業務の場合、それは一方的な伝達になり、必ずしもその現場でベストな方法ではないかもしれないのです。現場のことは現場が一番良く知っています。問題点も一番把握しています。それをどう聴きだし、考えさせ、答えを見つけさせるか。

なかなかまどろっこしくて、何かを言いたくなっても堪え、相手を信じ相手が気づくまで質問します。

なかなか難しいスキルですが、時と場合を考え、ティーチングとコーチングは使い分けるべきだと気付かされた本でした。