やり残したことはないと思えるかどうか

ラグビーワールドカップが熱いですね。2015年の対南アフリカ戦は涙無しでは見られない感動ものでしたが、今回もやってくれました。対アイルランド戦です。「ダブルタックル」凄いですね。対格差がある外国人相手に2人でタックルするやり方です。一人が足にタックルし、もう一人が上半身にタックルして出来たらボールを奪うというもの。そんなことをしたら相手が一人ガラ空きになるじゃないか。と考えてしまいますが、日本は朝4時半起きの筋トレで鍛え、倒れてもすぐ起きる練習、スタミナ力の強化、負けない精神力を鍛えてきました。

2015年の対南アフリカ戦の後、五郎丸選手がインタビューに答えています。試合の2日前までドキドキして緊張して仕方なかった。でも前日になるとすっきりし、当日は晴れやかだった。なぜならやり残したことは無かったから、もうこれ以上自分ができることはない、あとは全力でぶつかりダメだったときはそれは仕方がない事。そう思って試合に臨んだそうです。

結局やり残したことはないと思えるかどうかが緊張するか否かにかかっているのだと思いました。適度な緊張は逆に良いのですが、過度な緊張はマイナスに働きます。その時、今まで努力してきた人であれば、やり残したことはない!と思えると思うのです。感動の試合の裏には、涙ぐましい努力と練習の日々が隠れているのですね。