ひな祭り

今日はひな祭りです。この時期はいつも意識する間もなく過ぎ去っていくので、たまにはこんなまったりした記事もいいかなということで書いてみます。昔は自宅でもこのような豪華なお雛様を飾ってあるお宅もありましたが、今では自宅は住宅事情もあってこのような雛人形も珍しくなってきました。お内裏様とお雛様の位置は関東では右側(向かって左側)がお内裏様で、京都(関西)では逆だそうです。

そのすぐ下に三人官女が居ます。三人官女はお内裏様とお雛様の付き人ですね。三人官女が持っているものは提子(ひさげ:注ぎ口がついた金属製の容器で中にはお酒を入れます)、三方(さんぽう:盃を乗せる台)、長柄銚子(ながえちょうし:提子によって移されたお酒を盃にそそぐ道具)真ん中の官女が一番年齢も身分も高く座っていたりします。そして眉毛が無くお歯黒(既婚者)です。

3段目のひな壇には五人囃子が居ます。少年楽器団の事で向かって左から太鼓、大皮、小鼓、笛、謡(うたい)です。音の大きい順に並んでいます。ここまでは有名ですね。4段目にきて右大臣と左大臣がきます。右大臣(向かって左)は若者で左大臣(向かって右)はおじいさんです。二人の間には中央に菱餅その脇に掛盤膳が2対あります。5段目はよく分からなくなってきます。左右に橘の木と桜の木があります。6段目と7段目には嫁入り道具やお輿入れ道具がなどの道具たちが並びます。日本人でも忘れがちなこんなことを見つめるのにも良い日なのかもしれません。