ソフトスキルの重要性

資格というと、医師・弁護士や税理士、公認会計士などの資格を思い浮かべることが多いと思います。これらの専門的なスキルはハードスキルと呼ばれています。それと対比してあるのがソフトスキルです。ソフトスキルとはコミュニケーションとかリーダーシップとかファシリテーションのようなスキルのことです。ファシリテーションとは、会議・ミーティング等の場で発言や参加を促したり、話の流れを整理したり、参加者の認識の一致を確認したりする行為で介入し、合意形成や相互理解をサポートすることにより、組織や参加者の活性化、協働を促進させる手法・技術・行為の総称をいいます。(wikipediaより)

このように以前は資格(スキル)というとハードスキルばかりが注目され、ソフトスキルはほとんど無視されてきました。その結果、子供の頃から医師や弁護士を目指し、猛勉強で毎日のように塾に通い、友達と遊ぶ暇もなく、品行はあるがコミュニケーション能力が著しく低い子供たちが大人になってしまいました。ソフトスキルはある程度学ぶこともできますが、もともとの資質というか育ってきた環境というのが重要だと思うのです。

オーバーな言い方をすれば、すごくアホでもコミュニケーション能力が高ければ生きていけます。コミュニケーション能力は子供の頃から培った経験が大きく影響します。自分の子供を毎日のように塾に行かせて友達と遊ぶ時間を奪うのは大きな機会損失を被っているということをそろそろ気が付かないと、これからの国際社会・国際競争には生き残っていけないような気がします。