フィボナッチ数列

先日読んだ本に興味深い「フィボナッチ数列」のお話が載っていたのでご紹介します。フィボナッチ数列とはイタリアの数学者のフィボナッチが名付けた数列で、「1,1,2,3,5,8,13,21,34,55,89,144,233,377・・・」のように前の2つの数字を足した数が続く法則のことです。

フィボナッチ数列は数学者の中で有名な数字ですが、フィボナッチ数列の隣同士の項は互いに素(2つの数において正の公約数が1以外に存在しない)です。また、フィボナッチ数列は自然界でも見られ、植物の葉の付き方、巻貝のまき方、ひまわりの種の配列、などがフィボナッチ数列になっています。フィボナッチ数列は黄金比とも一致すると言われています。黄金比とは人間が美しいと感じる神の比率とも言われ黄金比に当てはまるデザインなどは美しく見えます。

これらを総合的に見るとフィボナッチ数列はとても神秘的で不思議な数列です。少し暑くなってきた今日この頃ですが、アイスを食べながらフィボナッチ数列の事を考えるのもいいかもしれません。

情報の非対称性

情報の非対称性について、これは例えば患者と医者や、納税者と税理士など、前者より後者の方が圧倒的その分野に対して知識を有している場合の情報の格差があることをいいます。まぁその情報格差があるからこそ、そこに商売が成り立っているということも言えます。ここで注意しなければならないことは、情報を多く持っている方は情報を持っていない方に分かりやすく、説明する義務が生じるということです。説明義務を怠るとあとでトラブルになりますし、依頼をする側も納得感が得られません。私たち税理士や行政書士も、いかに分かりやすい言葉で説明するかがこれからの経営の上で大事な事かと思います。今はパソコンも普及していますので、調べればほとんどの事が分かりますが、ただ内容が難しすぎたり、個別には対応していなく微妙に違うケースなど、応用力が試されます。相手の情報のレベルにより説明の仕方も変わってきます。私たち専門家の意義はそういったところ。つまり時代とは反する部分にあるのかと思うのです。

経営指標

最近以前より売上が伸びない。とか、売上げは以前より少し上がっているがそれよりも経費の上り率(例えば光熱費や人件費)が上がり過ぎて利益が出なくなっているという話をよく聞きます。業界によっても違いがあったり、個々の法人によっても違うので不安になることも多いかと思います。そこで日本政策金融公庫が出している「経営状況自己診断ツール『シグナル』」というツールがあります。

これは簡単に自己診断できるチェックノートで設問16問答えるだけで作成できます。10分程度で作れるのも良いですし、華やかなフォーマットでできているので見た目も綺麗です。また、9種類の業種ごとに用意してあるので業界比較もできます。9種類の業種は、製造業、小売業、卸売業、サービス業、飲食業、建築業、宿泊業、医療・福祉業、運輸業です。是非、経営の点検にご利用下さい。アクセスはこちら↓
https://www.jfc.go.jp/n/service/dl_kokumin.html#signal

ミランコビッチ理論

本を読んでミランコビッチ理論に興味を持ったので調べてみました。ミランコビッチ理論とは、セルビアの地球物理学者であるミルティン・ミラコビッチ氏が発見した理論で、ミランコビッチ・サイクルとも呼ばれ、地球の気候は地球軌道の変化で繰り返されるという理論の事です。これには3つの要素があり、その組み合わせによって気候が変化します。

1つ目は離心率の変化で、地球は太陽の周りをまわっていますが常に円状に周っているのではなく、10万年をかけて円が横に伸びた楕円になりまた円に戻ります。円に近い回転の時と楕円の時だと、その距離は最大で1827万㎞も変わるので、太陽から一番離れた時は氷期になります。氷期のサイクルは10万年毎に訪れます。

2つ目は地軸の傾きの変化で、地球の地軸(地球儀で言う中心の棒の角度)は21.5度から24.5度の角度で定期的に変化しています。その周期は4.1万年となります。この地軸の傾きは季節差に影響を与えます。地軸の傾きが大きいほど季節差が激しくなります。

3つ目は、地軸の歳差運動の変化です。地球の自転軸の向きは公転しながら周期的に変化していて、コマの首振り運動のような動きをします。これは地球をコマに例えるとコマが止まりそうなときに頭の部分がぶれるような動きをします。そのような動きを地球もするのです。その周期は2.6万年毎に変化します。

この3要素が気候の変化に影響を与えますが、実際には他の要因もあるため単純にはいきません。太陽だけではなく月の引力による海水の干満作用によって海水と海底との摩擦で地球の自転速度が減速したりします。ただ、ぴったりとはいかないがそのような周期で地球の気候に影響をもたらすという意味で大いなる発見だということです。

デジタルトランスフォーメーション(DX)

コロナ禍になり、この3年で随分とデジタル化が進んだと思います。会計事務所もコロナ前は通勤が当たり前でしたが、知り合いの税理士事務所を含め、今は在宅勤務と事務所勤務の併用が当たり前になってきています。店舗販売の会社や大きな機械で物を作る製造業、医療機関などテレワークが難しい業態もありますが、無店舗経営に移行する。機械に設備投資するなど人がやらなくてもできる仕事はできるだけ機械やソフトにやらせるという方向性に進むことが今後の経営の肝となると思います。

士業は特にDX化が遅れていて、他の業種と比べても遅れているなぁと感じる事が多々あります。今後はどの業界でもDX化は必須でそれに向けた経営方針の転換を図らなければ10年後は生き残っていけないと思います。確かに今の状態を変えるのはもの凄い労力を要するし、エネルギーも必要です。でもそこで面倒臭がっていたら後手に回ります。自分の事務所の事も顧客の事業の事も真剣に考える時期になりました。確定申告が終わり3月決算が終わったらちゃんと考えます。私の夏の課題にします。よろしくどうぞ。

経理的センス

ビジネススクールで学んだ時に学生たちの実力の差が感じられたのが語学力と経理力です。この二つはできる人とできない人の差が激しかったです。ちなみに私は語学力は落ちこぼれで、経理力は成績優秀者です。普段会話をしていてお金の話になると、その人が経理的知識があるのかないのかが分かるときがあります。

例えば、お金を得る時のパターンは収入(売上や給与)の時と負債(借入金)の時があります。同じお金を得る事でも収入を得るのと負債を負うのでは天と地くらい違います。また、お金を支払う時のパターンは費用(消費)の時と資産(投資や財産)だったりします。これも使って無くなる費用といざという時に現金化できる資産とでは雲泥の差です。

このセンスがないと、つまり違いが曖昧だと、お金を借りられるだけ借りたり、財産を残さずにパーッと使ってしまったりします。常にお金を貰う時、支払う時にこれはどういう性質のお金なのかを意識するだけで生活が変わってくると思います。是非お試しあれ!

2023年謹賀新年

明けましておめでとうございます。本年も宜しくお願い申し上げます。恒例の初詣に行ってきました。コロナ禍になってからお正月しか着物を着なくなったので、面倒で面倒で仕方なかったですが、何とか着て出かけました。何年か前までは浴衣を含めて年10回くらい着物を着ていたので、洋服感覚で着られていたのですが、着なくなると面倒になります。でも最初の挨拶は日本の正装でということでお参りしました。

ブログも毎月7件を書き続けて12年経ちました。一昔前の出来事になりました。コロナ禍は3年目に突入して未だ無事ですが、色々と備えなければならないなと実感しています。事務所経営も12年前とだいぶ変わってきました。12年前には顧問先には毎月1度訪問していましたが、最近ではWeb会議に移行をしたり、入力も外注システムを利用したり、紙での保存を止めたりでやはり、一昔前とは違います。自分の事業形態だけでも変化を感じます。あと12年後にはどのように変化するのかはまだ分かりませんが、時代に合わせて変化は続けたいと思っています。今年も頑張ります!ブログともども宜しくお願い致します。

22世紀の民主主義

私はブログを書くとき、政治の事と、宗教の事は書くまいと思っていました。人の考えは様々だからです。でもこの本は政治の問題にズバリ切り込んでいます。著者の成田氏が日本は高齢者が多く、若者が少ないので、いくら若者の投票率が高くなったとしてもシルバー民主主義は変えられないと言っていた時に、若者の部類には分類されなくても未来の事を考えている若者でない大人もいるぞ!と思っていましたが、その事もちゃんと書かれていました。大人の中にも未来のための政策を望んでいる人もいますが、今の選挙制度では高齢者を敵に回すと勝てない(これは確か)だから、どうしても高齢者優遇政策になりやすい。それを打破するために、どうしらたいいかという案があれこれ書かれています。

例えば1人の政治家がいてこの考えは自分の考え方に合致するけど、この部分は違うという場合、どうしたら自分の思考を政治に反映させられるのかは難しい問題です。私の考える政治の優先順序は、環境保護と少子化対策です。私はこれが一番重要だと思っています。だからそこを頑張ってやってくれる人が政治家になってくれたらと常日頃から思っていましたが、成田氏が考える選挙はもっと先を行っていてアルゴリズムによる民主主義です。政治家はいらないとまで言っています。様々なビックデータから民意を拾いアルゴリズムによって政策を行うというもの。色々意見を言っている途中で、でもこのような弊害があるぞ!とかこのような事例は?と疑問が湧くと次の章でその答えとなる記述があります。まるで私の質問に答えるようなこの本は読み終えた時すっかりファンになってしまいました。成田氏は日本を捨てて海外に行ってしまったと思っていましたが、そうではなく、本当にこの国を思い、変えていく様々な提言をしています。

私の職業として気になったのは税金の負荷割合や税率等も最適化したアルゴリズムで行うというものです。様々なその時々の要因をアルゴリズムで拾って、この位の税収が必要だから、この税金をこの位上げて、この税金は下げてなどをアルゴリズムで出して最適化を決定するというものでした。誰だって税金が上がるのは嫌ですが、でも国債だけには頼れないのです。日本が債務過多になり破綻しないためにも、税収は必要です。コンピュータによる最適化を試験的に行っている国もあり、その効果も報告しています。とても興味深い試みでした。この本は多くの人に読んでもらいたい本でした。政治の事はブログには書かないと言っていた自分が恥ずかしくなるくらい実直にしかも確信を突いています。反対意見が頭によぎるとまるで聞こえていたかのように、その説明をし出すので、本の中で討論しているようで楽しめました。成田氏は本の中で、本の内容はいくらでも許可なくパクってもOK。反論も大歓迎と言っています。是非読んでみる事をおすすめします。

2023年カレンダー

 

今年も事務所のカレンダーが出来上がってきました。今年は昨年までと違うカレンダーですが、今までと同じオール金箔ページのカレンダーです。表紙の「青煌(SEIKOU)」は成功とかけているということでした。2023年が皆さまにとって青く(清々しく)煌めく一年でありますように!という想いが込めてあります。

今年もブログの読者、抽選で3名にカレンダーをプレゼントします。締切日は12月20日となっております。ブログの感想、住所(郵便番号も)、氏名を記載の上、ホームページのメールから「2023年カレンダー希望」と記載して申し込みください。発表は発送をもって代えさせていただきます。あと1カ月で今年も終わります。もう少しお付き合いください。

72の法則

72の法則とは、元金が2倍になる期間が分かる便利な算式です。これは「72÷金利=お金が2倍になる年数」という算式です。例えば、銀行に100万円預けて金利が0.02%だった場合、72÷0.02=3,600年となります。銀行で0.02%の金利で100万円預けた場合、200万円になるまでには3,600年かかるということです。もう死んでいますね。では金利3%の運用資産に預けた場合は、72÷3=24となり、24年で2倍になります。まだなんとか生きています。ただ、24年間のインフレに対応できる環境かどうかも問題になります。

これは借金をする場合にも計算できます。法律上の上限金利は18%ですが、これを算式に当てはめたら72÷18=4となり、100万円借りてそのまま元金を返済しなければ4年で200万円に膨れ上がるということになります。ですから、お金を借りる時にも参考になります。この算式を知っていると、お金を借りる時にも慎重になるのではないでしょうか。

また、何年で2倍にしたいという希望がある場合にも活用できます。例えば100万円を10年で2倍にしたいという場合、72÷Ⓧ=10になればよいので、72÷10にすれば良いだけです。そうすると72÷10=7.2となるので年利7.2%で運用する必要があります。この算式は全て利子にも利子が付くことを前提とした複利計算が前提となります。是非活用してみて下さい。