ネイチャー3D

今月は私の事務所は最大の繁忙期で映画も観に行けなかったのですが、ようやく観に行きました。なんだかとても癒されたくて「ネイチャー」の3Dを観ました。

癒されに来たのに軍隊アリが大きな昆虫を襲ったり、カメレオンや蛇が獲物を狙ったり、全然癒されないよ~と思っていたら次第にいい感じになってきました。大自然に囲まれてちょっとうつらうつらしてしまいました。ラストの方で突然ワニがヌーを襲うシーンで目が覚めました。癒されたり、ビックリしたり激しかったですが、自然の根源となるものは水(雨)なんだとしみじみ実感しました。

エンドロールの後、4分位撮影裏話(過酷な環境でどう撮影したのか)が流れます。個人的にはこのエンドロールはあった方が数倍映画の価値が上がるような気がします。今回は自然ものだったので追加料金を払って3Dで観ましたが、映画館が悪いのかそれともそんなものなのかは不明ですが、3Dがゆるく、これなら2Dで観ても変わらなかったかなと思いました。

白ゆき姫殺人事件

今月はLIFEの感想を書こうかと思っていましたが、この映画の印象が強く残ったのでこちらを書くことにしました。湊かなえ氏が書いた小説を映画化したものです。白雪姫のように美しいOLが殺されます。マスコミ関係者である赤星さんは取材を進めます。

その中でツイッターの発言や取材で行ったインタビューなどを通して、加害者が特定されていきます。次第に明らかになる個人情報までがインターネット上の情報として流れます。加害者と言われた人間は追い詰められ自殺しようとまでします。本当は犯人じゃないのに・・・

この映画の斬新さというか新鮮さは同じ真実であっても見る人によって違うということをまざまざと感じたことです。一つの真実があって、Aさんから見るとその事実はこう見えて、Bさんから見るとその事実はこう見えるという具合に、真実は一つなのに感じ方はそれぞれで脳はどちらかというと都合の良いように解釈するのです。

ですから、赤星さんはインタビューをすればするほど、彼女が犯人に違いないと確信してしまい報道までも彼女が犯人かのような報道がされます。インターネット上では疑われた彼女の出身や本名、顔写真まで公開される有様です。

報道の怖さ、情報の怖さ、現在社会の怖さを肌で感じた映画でした。

アナと雪の女王

アカデミー賞の主題歌賞と長編アニメーション賞を受賞した作品です。また、ゴールデン・グローブ賞のアニメーション作品賞も受賞しました。

今月は仕事と野暮用が忙しく、映画を観る暇もなかったのですが、やっと観れました。愛の作品です。愛というと夫婦愛(恋愛含む)とか親子愛とかがメインだと思いますが、この作品の主たる愛は姉妹愛です。アナが妹で雪の女王が姉です。姉の名前はエルサです。「エルサとアナ」という題名だとパンチがきかないため「アナと雪の女王」としたのでしょうか。

もともと仲の良い姉妹だったのですが、エルサが持つ特殊能力により、人を傷つけたくないという一心から人を避けるようになったエルサ、人懐っこく愛情表現がたっぷりなアナ。思いきり長女と末っ子の性格を反映しています。お互いが想いあっているのに表現方法が違うのです。この映画のオフィシャルサイトでは、エルサを「責任感の強い長女気質 冷静・慎重な熟考型」と表現し、アナを「甘えん坊の末っ子気質 陽気で楽天的・大胆な行動派」と表現しています。

私にも姉妹がいてとても仲が良いので映画と重なる部分も多かったです。主題歌賞をとった”Let It Go”ですが、観終ったあとは何回も頭の中で歌が聞こえるようになります。観る方は覚悟して観て下さいね。

小さいおうち

ベルリン国際映画祭で主演の黒木華さんが最優秀女優賞(銀熊賞)を受賞した作品です。今月は仕事がバタバタしてこの映画1本しか観れなそうです。

映画が開始した瞬間、あれ、これどこかで観たことあるなと思いました。1人のおばあちゃんが亡くなってその親族がお葬式に参列するという「永遠の0」と同じ感じのオープニングです。そして登場人物が、ほぼ映画「東京家族」の出演者ということも観たことがあると錯覚する原因でした。

孫世代がおばあちゃん世代の若かりし頃を回想していくという作りも「永遠の0」と同じです。その回想の内容は違いますが・・・次第におばあちゃんが奉公していた時代にクローズアップされます。おばあちゃんが住み込みでお手伝いさんとして働いていた家は近所でも評判の可愛い赤い屋根の小さいおうちです。そこでの出来事をお手伝いさんである主人公タキの目を通じて描かれています。

終盤になるとおばあちゃんがたった一つ自分のやった(というかやらなかった)事柄について心に引っ掛かったまま亡くなっていったのだと想像するに至ります。「私のした事は正しかったんだろうか」と答えのない問いかけを引きずって生きてきたんだろうと想像できます。おばあちゃんの気持ちははっきりと描かれていません。だからこそ、映画を観ている私達の想像が膨らみます。もしかしたら、小説には描かれているのかもしれませんが、私は小説は読んでいないので、ますます想像力は増大し、あの時、手紙を渡していて2人を会わせてあげていたら少なくとも、大好きな奥様は幸せだったのではないか。とか、でも坊ちゃんや旦那様の事を考えるとこれで良かったんだとか・・・

観ているものの解釈や想像力によっていかようにも取れる不思議な力がある映画でした。

最近このような映画が多くなったような気がします。映画の中ではっきりと表現せずに、あえて観ているものの判断に任せるといった作りです。

永遠の0

とうとう観てしまいました。話題の映画です。これから観る方もたくさんいると思いますので内容は言いませんが、とにかく観ていただきたい映画です。というより戦争を知らない私達は観なきゃいけない映画だとさえ思いました。主人公の年代は私の親のそのまた親、つまり祖父や祖母の時代の人です。この時代を生きた人というのは、まして鮮明に覚えている人というのは、そう多くはないと思います。その時代を生きた人たちの生の声をその孫の世代が聴くといういう形で展開されます。

昨年の8月に宮崎駿監督の「風立ちぬ」を観ましたが、それの続きもののような映画です。風立ちぬには「生きねば」という副題がついていましたが、永遠の0に副題をつけるとするとやはり「生きねば」のような気がします。主人公の表裏のないまっすぐな気持ちに古き良き時代の日本男児の魂の中にも愛を感じます。感想など述べるのも烏滸がましく、ただ観てほしい。感じてほしいと思います。

映画の中の人々はみんなまっすくで凛としています。誘惑の多い現代に生きる私達も見習うべき点が沢山あります。不浄なものが渦巻く現代でも自分さえしっかりしていれば、凛とした生き方ができるのではないかと思いました。

一緒に観た友達は終始泣きっぱなしでしたが、私がうるっとくるところと友達がうるっとくるところが微妙に違うのも面白かったです。是非映画館で観て下さい。昨日レディスディを狙って行ったので広い映画館の会場でも満席でした。

2013年映画鑑賞

2年前からカテゴリー映画の12月の記事は、今年私が観て良かった映画「BEST3」を発表しています。

1位 レ・ミゼラブル
この映画は2013.1.12のブログで感想を書きました。映画代だけの支払いでいいのか。と思うほどの作品でした。究極の愛が感じられます。

2位 そして父になる
この映画は2013.10.11のブログで感想を書きました。運命に翻弄されながら、どうしようもない。でも、選択しなければいけない。という苦悩が痛いほどわかる映画でした。

3位 REDリターンズ
この映画は今月観ました。今月はキャプテン・フィリプスも観ていて、実話を基にした緊迫した映画に人は死というものが直面した時、こうなるのかとどちらにするか迷いましたが、3位はREDリターンズにしました。REDとは、Retired(引退した)Extremely(超)Dengerous(危険人物)の略で、この作品の前作は、2011.12.26に発表した2011年の映画BEST2の映画です。その映画の第二弾がとうとう今月公開されたのです。前作の感想でも書きましたが、ヘレン・ミレンがカッコいいのです。ヘレン・ミレンは映画の中でヴィクトリアという役をやっていますが、何しろぶれない。仲間を決して裏切らない。それでいて無敵です。映画の中で実は一番強いのでは?と思ってしまうほどです。ヘレン・ミレンはもうすぐ70歳です。あんな風にカッコよく年を重ねられたら、素敵だろうな。そんな風に思ってしまう映画でした。余談ですが、ヘレン・ミレンはビジネススクールで教えてもらったM&Aの先生に顔が似ています。先生も女性ながらM&Aの会社の社長などをやっていて凛としていてカッコいいですが、年をとったらヘレン・ミレンのようになるのかな。と想像してしまいました。

今年も7つのカテゴリーに毎月1つずつ記事を書き、読んでくれる人も平日ですと毎日70人から100人になりました。SEO対策を全くしていない割には頑張っている感じです。それもこれも、このブログを読んでくれる読者のお陰です。貴方が見てくれるから頑張ってブログを書けるのです。本当にありがとうございます。
カテゴリー映画は誰にでも読んでもらえる人気のカテゴリーです。来年も沢山の映画を観て感想を書いていきます。それでは、良いお年を・・・

かぐや姫の物語

童話かぐや姫は知らない人はいないと思います。でもはっきり覚えていますか?

私の記憶だと、おじいさんとおばあさんが山に住んでいてあるとき、おじいさんが竹やぶで光る竹を見つけて切ってみると中に可愛い女の子がいて、家に連れて帰り大事に育て美しく成長するも、ある時月に帰ってしまうという話の程度しか覚えていません。

映画のポスターの副題は「姫が犯した罪と罰」です。何とも斬新で興味深いサブタイトルでしょう。かぐや姫は実は月で大罪を犯し、地球に島流しにあって無事刑期を終えて帰って行く話なのかと妄想してしまいました。

ところがその妄想もむなしく何故地球に着たのかは分からずじまいで、なんだこのサブタイトルは・・・という感じです。

私の記憶にない、おじいさんたちに拾われてから月に戻るまでが丁寧に描かれています。サブタイトルのようなブラックなイメージは全くありません。

まだ、公開されたばかりなので内容は言いませんが、観終わった後の感想としては、(映画に直接関係ないかもしれないけど)日本は四季がありその四季を感じられるこの国に生まれたのは幸せだなぁと思ったこと。幸せとは生活の豊かさではなく、心の豊かさなのだと思ったこと。そして、過去の悲しい出来事や苦しかった出来事でさえ、幸せを感じる要素なんだと思ったこと。もっと分かりやすい言葉でいうと、辛い思いや悲しい思いがあるからこそ、幸せだという思いが倍増するということ。当たり前で平凡な生き方の中に実は幸せは潜んでいてそれに気付ける感受性があれば、きっと幸せなんだと思ったこと。

まぁ私の感想はかなりレアケースだと思います。。この映画は1人で観に行きましたが、右隣の若いおねえさんも一人、左隣の若いおにいちゃんも一人で観に来ていました。そして二人とも泣いていました。

話の内容も童話だし、特にこれといった謎のようなものもない映画ですが、何故か不思議な感覚の映画でした。コーチングを受けているような・・・この映画を見て私みたいに映画とは直接関係ないことを感じたりする人も多いのではと思います。ほんわりした気持ちになれる映画でした。

そして父になる

カンヌ国際映画祭で審査員賞を取った作品です。ちょっと内容が重いので覚悟して観に行ってください。

野々村良多とみどりには6歳になる一人息子の慶多がいます。実は一人息子の慶多は実の子ではなく、病院ですり替わって育てた別の人の子供でした。どうするのか・・・この辺までは前評判で知っている人も多いと思います。

映画を観る前は、そりゃ実の子と交換するでしょ。と思っていました。知らない男の人の遺伝子を引き継ぐ子供より愛する男の人の遺伝子を引き継ぐ子供を取るでしょ・・・個人的にはそう思ってました。でも実際に見るとそんなに簡単にはいかないのです。主人公である良多の気持ち・そして葛藤が痛いほど分かりました

ここからはネタばれです。良多は社会的に成功しているエリートサラリーマンで、高級マンションに住み、高級国産車に乗っています。そこで育った慶多には小学校からお受験をさせて、良識のある子供に育てました。片やすれ替わってしまった家は、個人経営でボロボロの一軒家に住む電気屋さんで3人の子供がいます。この家の格差が凄いのです。良多の家では、子供の自立心を育てようと小さい時から広いお風呂に一人で入ります。それに比べ、電気屋さんでは狭いお風呂にお父さんと子供全員で入るというような生活です。生活環境が全く違う2つの家にそれぞれ育ってしまったのです。

良多は慶多が実の子ではないと知った時、思わずやっぱりそうか。と言ってしまいます。子供である慶多は自分のように優秀ではなく、むしろおっとりとして、闘争心がまったくない子供です。決して出来が良いという感じではありませんが育ちの良いお坊ちゃんという感じです。片や実の子である琉晴は電気屋さんでのびのびと育てられました。やんちゃ坊主という感じです。

両家とも悩みますがを、血を優先して交換します。ところが6年間やんちゃ坊主で育ってしまった我子は良多家に馴染みません。琉晴は親の目を盗んで元の家に戻ってしまいます。慶多は控えめな子ですので、それをぶつけませんがそれでも親への思いはあります。最後にどうなったかは映画では語られませんでした。流れでは育ての親が引き取ることになりそうな感じもしましたが、その部分はあやふやなまま終わります。

その部分がはっきりしないので、なおさら見た後の余韻がいつまでも続く。そんな映画でした。福山雅治演じる良多は社会的にも成功者です。相手側のリリー・フランキー演じる電気屋さんは社会的に成功者とは言い難いですが、子供と全力で遊びます。でも、子供にとってはリリー・フランキー演じる父さんは壊れたおもちゃを直したり、子供と遊びまわったり、子供にとってはヒーローです。

仕事人間である男の人はこの映画を観たら、きっと心が痛むと思います。何故なら多くのお父さんはリリー・フランキーではなく、福山雅治を目指すからです。でも、人の価値観は別で特に子供にとっては経済的価値など無に等しいということがよく分かった映画でした。

世の中の男性に是非観てもらいたい映画です。いろいろ考えさせられますよ

キャプテンハーロック

今月は野暮用が多く、映画が観れずにピンチでしたが週末なんとか観に行きました。この映画を選んだのは、ちょうど映画館に行ったときにタイミング的に良かった点とキャプテンハーロックって聞いたことあるぞ。と思ったからです。後で調べてみたら、原作は宇宙戦艦ヤマトで有名な松本零士氏でした。ただ、映画版は松本零士氏の漫画ではなく、ロールプレイングゲームに見られるCGアニメのような感じです。人物以外の風景や物はリアルすぎてアニメなのか実写なのか分からないほどでした。

宇宙を舞台にした映画で、一言でいうと、永遠の少年が描く夢のような映画です。男のロマンなのかもしれません。登場人物が綺麗でハーロックがカッコ良すぎる感じです。そういえば、昔のヒーローって、見た目よし。頭よし。性格よし。の完璧な人が多かったなぁ~今のヒーローはどちらかというと、完璧ではなく、どこか人間的な弱さも抱えていてより身近な感じ。ヒーローも変わったな。と全然関係ないことを考えてしまいました。

物語の時代背景設定は2977年、そして原作が作られたのは30年以上前、画像は最新のCGアニメーション、新しいものと古いものが不思議な感じにコラボレーションしていて、それでいて地球というものの大事さが身に染みて分かった映画でした。

ワールド・ウォーZ

あまり情報を入れず見に行った映画です。ブラピが主役で世界戦争が起こり、宇宙人に地球を略奪されそうになり戦う映画だと思って見に行きました。

ところが、全く違う映画です。宇宙人はでてきません。私は映画はホラー以外は何でも見ます。ホラーとかゾンビものとかは怖いので見ないようにしています。

ところがこの映画は苦手なゾンビが沢山でてきました。題名のZはゾンビのZなのか~と怖がりながら納得していました。バイオハザードはミラ・ジョヴォヴィッチのカッコよさに憧れて見に行きましたが、あれもゾンビがたくさん出てきて怖かったですが、この映画もバイオハザードを彷彿させる怖さでした。

ここからが本題です。今回はネタバレ満載の感想なので見に行く予定の人は読まないでくださいね。地球に謎のウィルスが満盈し、かまれた人は皆ゾンビになってしまいます。ゾンビは凶暴で音に敏感、音がする方に寄ってきます。頭を打ち抜かない限り死にません。ゾンビは町全体、地球全体に広がっていきます。主人公のブラピは以前国連で働いていて現役時代はかなり優秀な功績を残しました。数々の危ない仕事もこなしてきました。今は引退し奥さんと2人の子供をかかえ、穏やかな日々をおくっていました。

ブラピは過去の功績をかわれこの事態に対応すべき要員として要請を受けます。断れば安全な場所に家族を置いておくことはできません。家族の安全を第一に考え要請を受けます。初めの要請は、世界的に有名なウィルス学者をウィルス発生の地だと予測される現地に送り、原因を突き止めること。ところが、ウィルス学者はいとも簡単に亡くなってしまいます。

希望の星を無くして自らのやり方で原因を追究していきます。いろいろ戦って不思議な光景を何回か見ます。ゾンビはある一定の人には襲い掛からないのです。それは足が不自由だったり、耳が聞こえない人だったり、体に障害がある人には襲い掛からない。それをヒントに偽ウィルス注射を作るまでのお話です。

あ~怖かった。これからはちょっとだけ事前チェックしてから観に行きます。なんでゾンビってあんなに怖いのでしょう。下手な宇宙人の何倍もの怖さがありますね。