エッセンシャル思考

本屋で偶然目にしました。何故かここ1年くらい、忙しい。儲かっている忙しさではありません。むしろコロナ禍で収入はダウンしています。それなのに毎日毎日何故かやる事がいっぱいで、特に昨年の11月くらいから今年の3月くらいまでは激務で、でもお金にならないという不毛な期間を送っていました。スタッフも同じで週末に働いたり夜中にテレワークしたり、私は管理者としてこれではいけないと思いながらも目の前の忙しさに悩殺されて何もできませんでした。4月になって仕事も落ち着き、何故こんなことになってしまったのかを色々分析し、自分なりに結論を決めてアクションをしたところです。そんな時この本に出合いました。

一気に迷いが消えました。この本を読んで気が付きました。私は元々この本で言うエッセンシャル思考の持ち主でした。ところがスタッフを持って、スタッフの仕事が無くなるのが不安だったことから、いつの間にかこの本でいう非エッセンシャル思考になっていました。その結果、来た仕事は全て受ける。やることが増えすぎて、時間とエネルギーがどんどん拡散されていく。疲れるばかりですべてが中途半端になる。本当にやるべき事ができなくなる。成功したせいで、自分を成功に導いてくれた方向性を見失ってしまう。このようなパラドックスに陥っている人にうってつけの本です。

そもそも開業とは仕事の選択ややり方を自分の意思で決められるということに最大の魅力があります。それが受け身になって来るもの拒まずで自分は選択しない。そうして、やる事がいっぱいで心も体もむしばまれていく。この本では本当に大事なものに集中し見極める技術を習得して選ぶ力を取り戻しなさいと言っています。私はMBAに行った経験から何としても乗り越えるという事ばかりに集中して本質的に大事なものを見失いかけていました。乗り越えるばかりではなく手放す勇気も時には必要ということです。この本を読み終えた時、頭の中にあったモヤモヤがすーっと消えていくのを感じました。そんなモヤモヤを持った人におすすめの本です。

都道府県別10万人当たり看護師数

厚生労働省から都道府県別の人口10万人当たりの看護師数が発表されました。詳しくはこちら↓
https://www.e-stat.go.jp/stat-search/files?page=1&layout=datalist&toukei=00450027&tstat=000001031469&cycle=7&tclass1=000001161547&tclass2=000001161548&tclass3=000001161550&tclass4val=0

これによると、一番多いのが人口10万人当たり1623人の高知県です。2位が1476人の鹿児島県、3位が1403人の佐賀県です。比較的南の方が充足しているようです。逆に少ないのが人口10万人当たり736人の埼玉県、同じく2位が770人の千葉県、3位が791人の神奈川県です。関東近郊は人口が多いからか看護師が不足しているようです。一番多い高知県と一番少ない埼玉県では2.2倍もの差が生まれています。コロナ禍で医療がひっ迫する中これは問題ですね。

勤務税理士の給与

2022年3月末に「令和3年賃金構造基本統計調査」が発表されました。その結果で労働者としての税理士・公認会計士の給与も知ったのですが、男性平均年収は631万円、女性平均年収は432万円でした。えービックリです。勤務している方なので若い方が多いとは思いますが、それにしても低すぎませんか?特に女性・・・そもそも同じ国家試験で性差による優遇も何もない(試験は受験番号を書くので採点者は、受験者が男性か女性かも分かりません)国家資格で200万円近くも年収が違うってどうなのでしょう?唖然としました。

私が税理士になって初めて勤務した事務所はボスが元々公認会計士で、公認会計士ならば税理士資格も免除で取れるのに敢えて国家資格を受験して税理士資格を取得した強者の先生だったのですが、試験合格というのに価値を見出す先生で、大学院免除合格者は採用しない。試験合格者でも地方税合格ではなく国税合格者は優遇するという先生でした。私は全部国税国家資格合格者なので税理士なり立てでしたが、年収600万円スタートでした。その先生は男女の格差はなく、内容の格差で給与を決めていました。今となっては感謝です。ですからこの発表に驚きです。

ちなみに全産業の平均給与(男女含めて)の平均年収は433万円らしいので、ほぼ女性勤務税理士と同じですね。難しい国家資格を取ってやっと平均年収とは、流石ジェンダーギャップ指数が先進国で一番低い日本だけあります。ちなみに会計事務所は全国に約28,000件ほどありますが、そのうち63%が従業員1人~4人の小規模事業者です。従業員5人~9人も26.8%なので従業員10人に満たない事務所が全体の9割近くになっています。税理士に限ったことではなく弁護士なども一匹狼的な人が多いです。文系資格業の特徴でしょうか。

榊マリコ

「科捜研の女」最終回が放映されました。科捜研の女は長寿番組ですが、最終回の内容は近代の闇をテーマにしていて内容的にも映画を観ているようでした。AIがSNSなどを通して、大衆心理を利用して第三者を犯罪に導く。AI自体は手を下していない。この場合、大衆心理をコントロールすること自体に罪はないのか?色々考えさせられました。ネットの誹謗中傷は最近では法的責任を追及され、名誉毀損罪、侮辱罪、信用毀損罪、脅迫罪などの犯罪になり得る可能性があり、実際に逮捕者も出てくるようになってきました。それでも不特定多数が誹謗中傷をした場合、核となる心理コントロールをする者を特定することは難しく、直接犯罪依頼をしない限り重い罪に科す事は難しいような気がします。ネット社会の怖い一面を見た気がします。

表題の榊マリコ氏はこのドラマの主人公ですが、ひたむきに仕事をする姿、常にぶれないで精神的にも起伏がありません。私の理想とする女性像です。ひたむきに仕事をする事は真似できますが、精神的にぶれないというのはかなり難しいです。私は女子大で女性のキャリア形成という講義を行なったりすることもありますが、働く女性の目標とする人物が榊マリコ氏ですね。(まぁ私の場合はですけど)最近では働く女性をテーマにしたドラマを目にすることも珍しくなくなりました。男性の仕事の補助ではなく、女性が自分の実力を発揮して仕事ができる国に早くなれれば良いですね。ジェンダーギャップ指数が下位の日本が北欧並みになるのはいつなのでしょうか?

退職所得の受給に関する申告書

2022年4月より「退職所得の受給に関する申告書」の形式が変更になっています。それがこちらです。↓
2022.4退職所得の受給に関する申告書
退職所得の受給に関する申告書は長い間同じ様式でしたが、今年の1月と4月に改正があったので用紙も変わりました。1月に改正があったのは勤続年数が5年以下の従業員の退職金について退職所得控除額を控除しても300万円以上ある場合には、その超える部分には1/2課税ではなく全額課税になります。

そもそも退職所得控除額は20年以下の勤務の場合、1年当たり40万円ですから勤続年数が5年だと40万円×5=200万円までの退職金については税金がかかりません。この控除後の金額が300万円以上あるということは最低でも500万円を超える退職金を5年しか勤務していない人にあげるというものです。ちょっとおかしいですよね。これが公務員の天下りでよく行われていました。給与は安く年金をあまり減らされないようにして、退職金をガボっともらい、また天下る。税金を上手く利用したやり方です。それはちょっと違うだろうということで改正されました。

4月改正は確定拠出年金法の改正が2022年4月から施行されまして、老齢給付金の受給開始時期が70歳から75歳に延長されたのでそれに合わせてこちらも改正されました。確定拠出年金は受取りに関して一時金か年金かいずれかが選択できます。年金として受け取る場合は雑所得ですが、一時金として受け取る場合、退職所得になります。その関係で退職所得の受給に関する申告書も変わりました。前回は民法(18歳以上成人)の改正で税法が変わった点をお話しましたが、今回は確定拠出年金法の改正で税法が変わりました。

ドライブ・マイ・カー

これは観なきゃいけない映画でしょ!という事で観てきました。アカデミー賞国際長編映画賞を受賞しただけあって、3時間の長編映画です。村上春樹氏の小説の映画化なので言葉の1つ1つが繊細でした。でも全体的に言葉がない映像部分が多く、言葉で多くを語らないけど語り出したら繊細で深いという感じでした。物語は淡々と進み主人公もドライバーも寡黙だけれど、物語の節々に計り知れないエネルギーみたいなものも感じて、静と動、陰と陽が混同した物語です。

広島から北海道まで車で行くシーンがありますが、普通に考えたら車じゃ行かないよね。その距離・・・と思います。よほど体調が良くてテンション高くないと正気の沙汰とは思えぬ距離です。しかも主人公とドライバー両方とも寡黙なのにです。恋に盲目な恋人同士で話が尽きないなら分かりますが、そうでないのに、何の迷いもせずどちらも反対せずその距離をドライブします。それらのシーンも声もなくただただ車が道を通過するシーンなどが映像となります。静なのに動なのです。

主人公は理解力のある大人の男性ですが、その行動が良かったのか悪かったのか。相手がもし知っていたら相手にとってその理解ある行動はマイナスに働くのではないかと色々考えさせられます。3時間の割に発する言葉が少ないですが、1つ1つに重みのある言葉です。ボーっと見ていたら理解できないと思います。エネルギーがある時にじっくり観る事をお勧めします。

SING/ネクストステージ

何とか映画1本観てきました。今回のSINGは前作の続きの映画です。前作を観た時とても感動しましたが、前回同様ミュージック満載、アニメだからこそできるエンターテーメント満載で楽しめました。前回と同じキャラクターも多数出ていて、声優さんも前回と同じ方々でした。前回に映画SINGのサントラ盤CDを買ってしまって、何度も聞いたのですっかり声優さんも覚えてしまい、あっこれ長澤まさみさんやMISIAさんが歌っているんだなぁとか頭に浮かんでしまって困りました。

今回は稲葉浩志さんも出るという事で楽しみでもありました。歌が上手いだけではなく物語もありエンターテーメント性も高いので視覚・聴覚の両方が満たされます。ストレス解消にとても良い映画でした。個人的にはジョニー(スキマスイッチの大橋卓弥さん)が歌いながら戦うシーンが良かったです。前作も豪華でしたが今回は更にパワーアップして更に豪華なSINGでした。この映画は耳からも目からも全身で浴びるように感じるのでストレス解消に最適な映画です。

ひもとロープ

今日は読んだ本というより一家に一冊あると便利な本を紹介します。この本凄いです。ひもの結び方としては、ほどけない結び方やヨットなどを固定する結び方、釣り糸の結び方などを想像すると思います。それは勿論書いてありますが、それ以外にも三角形の荷造りの結び方やロープ梯子の作り方など日常生活に役に立つ結び方が満載です。

すいかの結び方、瓶を同時に2つ結ぶ方法、電線同士を接続させる。丸太でテーブルを作る。水引の作り方などは芸術的で感動すら覚えます。この1冊があれば紐に関することは安心と思える本です。是非お勧めします。

今月は確定申告後も1月決算で忙しく本を読む時間すらなかったのであると便利な1冊を紹介しました。写真の背景の桜は昨日近所で咲いたものです。ほぼ満開でした。雨も降らなかったし、こんなに週末にドンピシャで開花をむかえる桜が見る事ができて幸せでした。

成人年齢改正スタート

1年前くらいにブログでもお知らせしましたが、とうとう今年の4月1日より成人年齢が20歳から18歳に変更されます。この改正に伴い税務での影響をお話したいと思います。税務では民法の規定が関係ある相続税・贈与税で多くの影響が見られます。まず、相続税からお話します。未成年者が相続人の場合20歳までの年数1年につき10万円が相続税から控除されましたが、これが18歳までになります。また、遺産分割協議をする際、未成年者は特別代理人の選任が必要ですが、4月1日以降であれば遺産分割に参加できます。つまり自分の意思でイエス・ノーが言えるようになります。これはあくまでも4月1日以降なので例えば3月31日時点で18歳以上20歳未満の人は4月1日を以って法律上の成人になります。

今回一番影響するのが贈与税の取扱です。相続時精算課税、住宅取得資金の贈与の特例、結婚・子育ての資金の一括贈与、についても受贈者が18歳以上から対象になります。また、贈与税率は一般贈与か特例贈与で税率が変わりますが、特例贈与の方がかなり低い税率になります。これは20歳以上の子供や孫が父母や祖父母から贈与を受ける場合が対象になりますが、4月1日以後は贈与者が18歳以上であれば対象になります。また、事業承継税制についても先代経営者が60歳以上で後継者が18歳以上(改正前20歳)から対象になります。このように相続・贈与は民法改正で多くの税務に影響します。

その他の税務としては、住民税の非課税が前年の合計所得金額が135万円以下になる対象が18歳未満となります。金融関係の影響としては、NISAの口座開設が18歳以上からできるようになります(令和5年以降開設)が、ジュニアNISA口座開設は17歳未満となります(令和5年以降開設)。ただし、公営ギャンブルや飲酒、そして養子をとる事ができる者(養父母になる)については20歳以上のままとなります。

もうすぐ春

税務には特別控除や税額控除などがあります。ただ、その適用を受けるためには、まず適用要件を満たしていることを確認して、様々なデータや必要書類をかき集め、要件に合致した別表や付表に正確な数値を記載しなければなりません。ものにもよりますが、要件を満たすので散々計算した結果、適用除外なんてこともあります。要件や計算方法はかなり複雑でこんな計算素人には絶対できないと思うようなものばかりです。

適用になればやった甲斐がありますが、それでもこの適用を受けるためにかなりの時間を費やして調べたり集計したり別表や付表を作ったりします。私は税理士だからプロとして勿論やりますよ。でも毎年毎年改正になって複雑化する税法は何とかならないでしょうか?まぁ頑張った人の特典として特別控除や税額控除があるような気がします。

でもこんなに時間をかけてやっているって顧問先には伝わっていないだろうなぁと思います。報われない恋のようです。でもプロとして頑張ります!春が近づいていますが、寒くなったり暖かくなったり寒暖差が激しい季節ですが、皆さまもお身体ご自愛くださいませ。季節の中で一番好きなのは春です。もうすぐ春です。あと少し頑張ります。