私はあまりネイチャー映画を観ません(前回はちょっとネイチャーぽかったですが。。。)ただ、最近ちょっと疲れているのか癒されたくなりこの映画を観ることにしました。
動物、虫、植物の生態を淡々と撮っています。人間は一切出てこないのですが、ナレーションの声だけは人間です。(当たり前ですが・・・)
自然界の生物にとって「生きる」ことは「生き抜く」ことだと言っています。
生き抜くためには、仲間と協力しながら外敵から身を守り、伴侶を見つけ、子孫を授かり次世代に引き継ぐこと。それって本来生物に与えられた本能みたいなものでしょうか。
一番印象に残ったのは、イチゴヤドクガエル 爪の先位の大きさの赤い蛙です。
このカエルは卵を産み落とすと、それが孵化するまでじっと見守り、孵化しておたまじゃくしになると、そのオタマジャクシを自分の背中に乗せて、100メートル上の木の上まで登り、葉と葉の根元で水が溜まるところまで運びます。その水たまりは小さいので、1つの水たまりに1匹を入れるのです。その作業を1匹1匹繰り返します。
葉で出来た水たまりには、オタマジャクシが育つ栄養分がありません。そこで、母赤ガエルは、定期的にその水たまり一つ一つに無精卵を産み落としオタマジャクシの栄養分として与えます。オタマジャクシがカエルになるまでその作業を繰り返します。
最近、私の周りでも草食系男子、子供を産みたがらない女性、結婚したがらない人が蔓延っています。それって、自然界からすると反逆児?自分を含めて反省です。。
この映画は殆どの人は癒されると思います。でも私は逆に考え込んでしまいました。もう少し本能で生きた方がいいのかなぁ~って・・・人間は変に知恵があるせいで、自然界から逸脱した生き方をしてしまうのかもしれませんね。