リーダーになる人のたった一つの習慣


この本を読み始めた途端、あっこれ小説形式バージョンで読んだことがあると気が付きました。でももう1度読み返してみました。ある有名コンサルタントの元で学んだ3人の人が赤字のカラオケ店3店をそれぞれの店長として1年という期限で黒字化させるという話です。それぞれ特徴のある店舗を各々のやり方で奮闘します。

挑戦者は武田さん=(一流大学を卒業後、外資系コンサルタント会社に勤務しマーケティングに精通している。仕事は緻密で用意周到。失敗の経験のない自信家)
五十嵐さん=(メーカーで企画部に所属。性格は明るく常に前向きで発想力が豊か。もっと自分の好きなように仕事をしたくて独立を考えている)
間宮さん=(総務畑一筋。コツコツと努力を続けるタイプで人と人のつながりを何よりも大切にする。いつか自分でも会社を興せないかと模索している)の3人、
一見、武田さんが一番早く確実に黒字化出来そうな印象を与えますが、そうではありませんでした。五十嵐さん、間宮さんが先に黒字化して2人に助けられながら武田さんが最後に黒字化します。

経営は分析やテクニックよりも、もっと大事なものがあるというのが良くわかる本です。

この本には何個もの格言が出てきます。その中で気になったものを3つ紹介します。

「最も大きな壁とは、自分の感情という壁である」
「悩んでいる時間が長いほど、抜け出たところには、強い信念が待っている」
「どんな仕事であっても、そこから得られる最高の報酬は感動である」

経営環境変化資金

税理士吉田久子事務所は、認定経営革新等支援機関に認定されました。認定経営革新等支援機関になると、顧問先の借入金の利息を0.4%安くすることができます。

今回は経営環境変化資金制度についてお話します。
詳しい要件は、下記の通りとなります。

制度の特徴
1.一定の借入金があり、一時的に資金繰りが悪化している事業者が対象
2.認定経営革新等支援機関(以下、認定支援機関)の継続した経営支援が必要です。
3.財務内容の健全化を計画する事業者が必要な運転資金について、日本政策金融公庫からの借入金利について「基準利率-0.4%」が適用されます。




1.の一定の借入金とは、借入負担年数が13年以上のもので、具体的計算は、有利子負債と社債の合計額を経常利益÷2と減価償却費の額の合計額で割って13以上の数値になった場合です。これはキャッシュフローで税引き後の利益から何年で借入金が返せるかを大雑把に計算したものです。
一時的に資金繰りが悪化した顧問先については朗報ですね。是非利用したいものです。

目標設定の大切さ

「TOKYO2020」...このパネルを見た瞬間、目頭が熱くなり気持ちが高ぶった人も多いと思います。そして、多くの人が2020年って自分は何歳になっているんだろう?と思ったと思います。その頃自分は何してるんだろうか?どういう風に生きてるのかな?同時に色々考えたと思います。

私も目標設定はしています。でもそれは1年後くらいの近い将来と10年後くらいの遠い将来を漠然とです。ところが今回7年後という微妙な年月を感じて目標設定の大事さを改めて感じました。私は2000年に税理士試験に合格しました。2010年に開業しました。2020年は一体何をしてるの?今のところ下が0の年は私にとって転換期です。

私の親世代は東京でのオリンピックを2回経験できます。私たちは生きている間に、おそらく1回しか経験できないでしょう。私も2020年に向けて何か目標設定してみようかなと思いました。目標に向かって生きるのとそうでないのでは長いスパンでは確実に差が付きます。今は何かの目標を設定するチャンスです。さて、何をやりますか?ちょっとワクワクしますね。

日本人が一つの目標に向かって何かをしようとした時、それは大きなエネルギーを生みます。長い間日本は低迷期でしたが、ここで浮かびあがるチャンスです。日本の国と一緒に個人でも浮かびあがりましょう!みんなで・・・

ここで私が尊敬している師のお言葉を一つ紹介します。
「できるかできないかは能力よりも覚悟」
私もそう思います。やるしかないという状況に追い込まれると人間って強いですよ。覚悟をした人間は実力以上の力を発揮できます。ぜひおためしあれ。

行政書士

8月に行政書士の登録をしました。今日は行政書士についてお話します。そもそも行政書士って何する人なの?と疑問を持つ人もいると思います。まず、行政書士の業務についてお話します。

行政書士は、他人の依頼を受け報酬を得て、以下に掲げる事務を業とすることとされています。ただし、その業務を行うことが他の法律において制限されているものについては、業務を行うことができません。
(1) 官公署に提出する書類(電磁的記録を含む。以下同じ。)その他権利義務又は事実証明に関する書類を作成すること
(2) 官公署に提出する書類について、その提出の手続及び当該官公署に提出する許認可等に関して行われる聴聞又は弁明の機会の付与の手続その他の意見陳述のための手続において当該官公署に対してする行為(弁護士法第72条に規定する法律事件に関する法律事務に該当するものを除く)について代理すること
(3) 契約その他に関する書類を代理人として作成すること
(4) 行政書士が作成することができる書類の作成について相談に応ずること

上記の(1)の業務はお役所などに提出する書類を作成することですが、これは行政書士の独占業務となっていますので、行政書士または行政書士法人でないと業として行うことはできません。つまり、行政書士は行政(お役所など)に出す書類を作成する仕事を主な業務としていますが、他の士業の独占業務となっている書類、例えば弁護士が裁判所に出す書類とか、税理士が税務署に出す申告書とか、社会保険労務士が労働局に出す書類とかはできないのですが、その他の書類はすべてできるのでその種類は500種類と言われています。

また、行政書士は以前「カバチタレ」というテレビ番組で有名になりました。カバチとは広島弁で屁理屈を示し、カバチタレとは屁理屈屋の事らしいです。屁理屈をこねて色々法律書類を作成するからでしょうか。あと、行政書士は別名「代書屋」とも呼ばれます。他人に代って書類を代書するからでしょう。

入院して分かったこと その2

救急車で運ばれた病院で、医師の診断を受けました。吐血しているので原因を調べた方がいいが、今消化器内科の医師がいなく明日来るので、1泊入院してその間、絶食し胃や腸に何も入っていない状態にして内視鏡検査をすれば吐血の原因も分かるし、嘔吐と下痢も完全に治せると言われたのです。私は承知して入院することにしました。

意識朦朧としていた容態も点滴を1本したら、完全復活で元気になりました。やはり脱水症状だったのですね。ただ、元気なのにご飯が食べれないのが辛かったです。この食欲はもはや病人ではなく、お腹がすきすぎてぐったりする感じ。点滴していると体が自由がきかないのでやっと1本終わったと思うとまた、すぐに1本追加されます。食事ができないので点滴がご飯で入院中は点滴が外されることはなく、全部で4本の点滴をされました。

入院して感じたことは、入院なんてするもんじゃないと思ったこと。まず、ベッドが小学校の体操マット位硬くて、ここで1週間入院してたら床ずれするなと思いました。そして、差額ベッド代8,000円が生じる3人部屋でしたが、同室のおばあちゃんが夜中いびきがひどく、もう一人の同室の女性は寝るときクーラーが付いているのが嫌らしく、クーラーを止めます。暑さと煩さとひもじさで全く寝れない夜でした。

何室か先の部屋ではおじいちゃんが頻繁に看護師を呼び、時には悪態をつき同室の男性と喧嘩をしています。壁紙は剥がれ全体的に暗く汚い感じ・・・入りたかったシャワーも入る気分にならず配られたおしぼりタオルで対応。退院したい。心からそう思いました。

翌朝になり朝食も私だけには配られず、ますますひもじさは増すばかり・・・何が不安だったかというと、今日一日がどのように過ごすことになるのかといった説明が一切なかったということ。入院ビギナーの私はそこが一番不安でした。おそらく働いている人や長期入院している患者さんは当たり前の日常でも入院初体験の私には非日常です。今日一日がどうなっているのか。当たり前のように配られたおしぼり4本も1本だけ色が違ったりして、何故?何故?ということばかり・・・元気になってしまった分いろいろ気になります。

あまりにも不安になったので、いつ、検査してもらえるのか聞きにいくと、早くて今日の17時過ぎということ。昨日の夜みたいな夜は二度と過ごしたくなかったので、是非今日検査して下さいと懇願し、17時過ぎに初胃カメラに挑戦。吐血の原因は吐きすぎによる胃の粘膜が荒れたことによる出血で問題なし。潰瘍もなく綺麗な胃ですねと言われました。(えっ?ストレスがないって事??)そして無事退院しました。

1泊2日で多くの貴重な体験をしました。看護師さんの仕事は思っていた以上に激務です。患者の中には無茶な要望をいう患者も何人かいます。隣のおばあちゃんは熱中症で倒れて病院に運ばれたようですが、助けてくれた隣の家の人の電話番号を調べてほしいと頼んだりしています。

この病院は初めに対応してくれた医師も、入院の際関わった何人かの看護師も、検査をしてくれた医師も素晴らしかったです。とにかく6病院位に受診拒否された私を受け入れてくれただけでも感謝です。ただ、ハード面がひどかった。そして内部プロセス(一日の予定や説明などの)もひどかった。この病院は救急指定病院になっているので、私が入院した際にも6人くらい救急車で運ばれていました。おそらく忙しすぎてそこまで気が回らないというのが事実だと思います。あまり、居心地が良すぎるのもベッド回転率が下がるので問題かもしれませんが・・・

入院して思ったことは、朝起きたら今日一日の流れがどうなるのか。紙ベースでもいいから説明してほしいと思ったこと。そうめんを食してから30時間絶食しましたが、その辛さは半端ではないこと。劣悪な環境は心まで萎えさせてしまうこと。本当に貴重な体験をしました。やはり、世の中やってみないと本当の意味で分からないことだらけです。

退院時にはすっかり治っていたので、薬もなしで無事退院しました。心配させてごめんなさい。

入院して分かったこと その1

実は8月10・11日と1泊2日で人生初の病気による入院というものを経験しました。病気といっても食あたりなので大したものではありません。でも、入院という経験をしないと分からないことがたくさんあり、私の仕事(医療経営コンサルタント部門)に直接役立つ経験でした。入院するまでの事と入院生活での事の2回に分けて気が付いたことをお話しします。

まず、ことの起こりは土曜日の朝9時半、突然気持ち悪くなり嘔吐、その日のイベントをすべてキャンセルして自宅待機、2時間後下痢、何も胃に入っていないため、おなかがすき14時にそうめん1把だけ食する。その3時間後再び嘔吐、1度目の嘔吐でそうめんをすべて吐き、2度目の嘔吐で吐血する。初めての吐血に驚き、休日だけれど見てもらえる病院を探し電話で確認後、タクシーで病院に行く。病院に行き状況を説明すると、嘔吐と下痢だけなら対応できるが、吐血には対応できないのでうちでは見れないと受診拒否され、近くの病院を何か所か教えてもらう。付き添ってきてくれた友達が電話をかけ症状を話すも今、見てくれる医者がいないとことごとく断られる。私は病気の症状ではなく、嘔吐と下痢による脱水症状でぐったり。

病院のソファーでぐったり横になり、友達が必至でいろんな病院に電話をかけてくれている。そこにたまたま若い女性をストレッチャーで運ぶ、救急隊員がきて帰りしな「どうしました?」と声をかけてくれる。病院が見つからないと話すと、「救急車に乗ってください。私が探します」と言ってくれて、すでに5件断られた病院以外の病院に電話をかけてくれ、やっとみつけ、救急車で救急病院に運ばれました。

その時、すでに胃の中には何も入っていなく、嘔吐も下痢も収まっていたが、体の水分はすべて出てしまうので、脱水症状で意識朦朧とする中思ったこと。
私は妊婦じゃないけれど、こうやって妊婦さんがたらい回しにあって亡くなったりしてしまうのだなぁと感じました。
私が出会った救急隊員が自分の仕事だけに没頭する救急隊員ではなく、ちゃんと周りも見れる救急隊員で良かったと思いました。
土曜日に倒れると大変です。そういえば、土曜日は午前中だけで午後からは非常勤医師にみてもらう病院の顧問先も多く、非常勤医師だと経験が浅く専門外だと見れない可能性が高いということ。次回は体験した入院生活についてお話します。




先週末に麻布十番祭りに行きました。麻布十番祭りは初めて行きましたが、とても特徴があります。それは、祭りとしての見世物はなく、踊りもない、花火もなしです。(少しだけイベント会場のようなものはありますが・・・)
あるのは大量の出店です。その出店も通常お祭りによくみられる屋台ではなく、麻布十番商店街にある本格料理のお店が出店します。だからどの屋台も美味しく、別名「くいだおれ祭り」といったところでしょう。私も7店舗食しました。普段の屋台にはないものを沢山食べました。ちょっと変わったお祭りですね。

さて、今年の夏最後の浴衣です。最後なので後ろ姿です。この帯は大人の兵児帯で今年の私のマイブーム、結び方は金魚草結びです。大人の兵児帯も可愛いです。
あっすっかり元気になりましたよ。食欲も元通りです(笑)

ワールド・ウォーZ

あまり情報を入れず見に行った映画です。ブラピが主役で世界戦争が起こり、宇宙人に地球を略奪されそうになり戦う映画だと思って見に行きました。

ところが、全く違う映画です。宇宙人はでてきません。私は映画はホラー以外は何でも見ます。ホラーとかゾンビものとかは怖いので見ないようにしています。

ところがこの映画は苦手なゾンビが沢山でてきました。題名のZはゾンビのZなのか~と怖がりながら納得していました。バイオハザードはミラ・ジョヴォヴィッチのカッコよさに憧れて見に行きましたが、あれもゾンビがたくさん出てきて怖かったですが、この映画もバイオハザードを彷彿させる怖さでした。

ここからが本題です。今回はネタバレ満載の感想なので見に行く予定の人は読まないでくださいね。地球に謎のウィルスが満盈し、かまれた人は皆ゾンビになってしまいます。ゾンビは凶暴で音に敏感、音がする方に寄ってきます。頭を打ち抜かない限り死にません。ゾンビは町全体、地球全体に広がっていきます。主人公のブラピは以前国連で働いていて現役時代はかなり優秀な功績を残しました。数々の危ない仕事もこなしてきました。今は引退し奥さんと2人の子供をかかえ、穏やかな日々をおくっていました。

ブラピは過去の功績をかわれこの事態に対応すべき要員として要請を受けます。断れば安全な場所に家族を置いておくことはできません。家族の安全を第一に考え要請を受けます。初めの要請は、世界的に有名なウィルス学者をウィルス発生の地だと予測される現地に送り、原因を突き止めること。ところが、ウィルス学者はいとも簡単に亡くなってしまいます。

希望の星を無くして自らのやり方で原因を追究していきます。いろいろ戦って不思議な光景を何回か見ます。ゾンビはある一定の人には襲い掛からないのです。それは足が不自由だったり、耳が聞こえない人だったり、体に障害がある人には襲い掛からない。それをヒントに偽ウィルス注射を作るまでのお話です。

あ~怖かった。これからはちょっとだけ事前チェックしてから観に行きます。なんでゾンビってあんなに怖いのでしょう。下手な宇宙人の何倍もの怖さがありますね。

選択制確定拠出年金

最近多くのスタッフを抱えるクリニックや病院から法定福利費の負担が半端ではない。何とかできないか?という相談を受けるようになりました。

社会保険料は、健康保険・年金・雇用保険・労災の4種ですが、特に負担が大きいのは健康保険と年金です。この社会保険について、雇用主側(医療法人)も雇用者側(スタッフ)も得な制度が選択制確定拠出年金です。

簡単に説明すると、毎月3万円を自分で積み立てていた人がいるとします。これは給与から社会保険や税金を差し引いた銀行口座に入金されたものから積み立てています。これを選択制確定拠出年金の自己支出額にすると、まずこれは社会保険料の一種として考えられるので、社会保険料控除後の給与等の金額が少なくなります。従って、すべての社会保険料の標準報酬が下がり、社会保険の自己負担も会社負担も下がるというものです。また、選択制確定拠出年金については、普通預金などに課される20%の税金もかかりませんし、受取時の税金も優遇されています。つまり、雇用主側(医療法人)も法定福利費の削減ができて、雇用者側(スタッフ)も各種優遇が受けられます。

デメリットを強いて言うとすると、雇用主側(医療法人)は、雇用者への説明義務が生じ、定期的に説明会を行う必要があり、専門家にお願いすると費用が発生すること。毎月の積立額などに対し手数料が発生すること。などが挙げられます。
雇用者側(スタッフ)は、標準報酬が下がるので将来受け取る確定拠出年金を除いた厚生年金の額が減ること。などが掲げられます。従って導入する際は、一般的にはメリットの額の方が多いのですが、具体的にどれくらいメリットがあって、どのくらいデメリットがあるのかを良く検討したうえで導入する必要があります。




週末に東武動物公園の夕涼みイルミナイトに行って来ました。綺麗なイルミネーションと花火が良い感じでコラボレーションしていました。夕方以降は暑くもなく寒くもなく良い気候でした。そして、浴衣で行くと入園料が半額でした。今年、浴衣を着る目標は8回でしたが、今回が8回目です。あと何回か着るかもしれませんが・・・(笑)

贈与税率改正

平成27年から所得税の最高税率が現在の40%から45%に引きあげられます(課税所得4,000万円以上の場合)贈与税も平成27年より変更になります。

贈与税は所得税より単純な改正ではなく、現行より引き下げられる部分(1,000万円超1,500万円以下50%→45%)や引き上げられる部分(3,000円超50%→55%)もありますが、最高税率が引き上げられるので、増税感があります。

しかし、直系尊属(自分の親や祖父母)などから20歳以上の者への贈与は引き下げられる部分が多いので注意が必要です。

最高税率が引き上げなので焦って平成26年中に贈与したところ実は平成27年以降に贈与した方が得だったといったケースもありそうです。贈与金額によって違ってきますので、次の表で試算してみて下さい。


かばん屋の相続



池井戸潤氏の作品は「下町ロケット」を読んですっかりファンになってしまいました。そこでこの本も読んでみました。池井戸氏の作品中に出てくる借入金や経理内部の処理に関する描写は実務を経験しないと分からない細かい描写が多々あるので、調べてみたところやはり元銀行員でした。なぜしっくりくるのかが分かりました。

かばん屋の相続は、6点(十年目のクリスマス、セールス・トーク、手形の行方、芥のごとく、妻の元カレ、かばん屋の相続)の短編小説から構成されています。主人公は全員違う人ですが、全員男性で銀行員です。短編小説なので下町ロケットほどの深みはありませんが、銀行員の心の葛藤などが描かれていて一気に読むことができました。銀行の内部組織などのハード面と感情などのソフト面の描写のバランスが良く、硬すぎず甘すぎずさらっと読める感じです。

この本の題名にもなったかばん屋の相続ですが、お父様はかばん屋を営んでいて、長男はこの仕事を嫌って銀行員になり、二男が後を継ぎました。遺言書が出てきて、かばん屋の株は全部長男に相続するというものでした。なぜ??誰もがそう思います。深いトリックはありませんが、そういうことか・・・という結末があります。短編小説なので少しずつ読むこともできますね